森山直太朗
 今年3月に3作目のアルバム「諸君!!」を発表した後、4月12日の川口総合文化センターを皮切りに全国30ヶ所35公演に及ぶ「コンサートツアー2008『諸君!?』」をスタートさせた森山直太朗。昨日24日には、東京・渋谷C.C.Lemonホールにてツアー最終公演を迎え、今年3月よりオンエアを開始した、学校法人・専門学校 メディカル総合学園 医校・医専(東京、大阪、名古屋)テレビCMタイアップ曲「生きてることが辛いなら」も披露した。

 生まれて間もない赤ちゃんを抱き抱える、年老いた女性。そこにあるのは、誰もが持っていて、誰もがいつか失う「いのち」。この15秒のCMが流れる間にも、世界では61人のいのちが生まれ、27人のいのちが失われている。CMでは「産まれるもの」と「老いゆくもの」の対比を通して、その間にある「医療」の存在を感じてもらう企画となっている。

 「生きてることが辛いなら」は、企画に賛同した森山がCMのために書き下ろし、正面から「いのち」と向き合った楽曲。冒頭から「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り」と始まる歌詞は、受け取る人によっては「過激」とも捉えられる内容で、先日テレビで初披露した後にはインターネットなどで賛否両論の反響が殺到した。

 ただ、同曲は最後に「生きていることが辛いなら 嫌になるまで生きるがいい」「生きてることが辛いなら くたばる喜びとっておけ」と締めくくっており、ライブで森山が同曲を歌う前に3,000人の観客に呼び掛けたように「未来は明るい」というメッセージが込められた楽曲となっている。

 「生きてることが辛いなら」は、8月27日に発売。今後、まだまだ反響は大きく広がりそうだ。

森山直太朗 - アーティスト情報

「生きてることが辛いなら」歌詞全文
TVCM - 学校法人・専門学校 首都医校

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