Y!mobile向けスマホ「Android One X2」を写真でチェック!

既報通り、ソフトバンクおよびウィルコム沖縄が11月30日に今冬および来春に発売する「2017-2018年冬春モデル」を披露する「“ワイモバイル” 新商品・新サービス発表会」を開催し、携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」における新しい「Android One」シリーズのスマートフォン(スマホ)「Android One X2」(HTC製)を発表しました。

発売は12月7日(木)ですでにワイモバイルショップなどのY!mobile取扱店および公式Webストア「-->-->-->-->-->-->-->ワイモバイルオンラインストア」にて事前予約受付を実施しています。価格(税込)は本体代67,932円(頭金540円+分割2,808円/月×24回)の実質31,644円(頭金540円+分割1,296円/月×24回)から。

Android OneとはすべてGoogleが部品の調達などを行い、メーカーカスタマイズが施されていないAndroid OSの搭載やその定期的なアップデートを最長で2年間保証するというもので、当初は主に新興国向けのブランドとして展開されましたが、その後日本でもワイモバイルがシャープと協力して「507SH」をAndroid One準拠モデルとして販売を始めた経緯があります。

以来「ワイモバイルと言えばAndroid One端末」という流れが生まれ、現在ではエントリーからミドルクラス向けのSシリーズと比較的ハイスペックなXシリーズとに分岐しつつあります。今回はそのハイスペックモデルの1つとして発表されたX2を写真とともにご紹介します。なお、本機の詳細な性能についてはこちらの記事をご覧ください。


本体カラーはサイファイアブルー、アイスホワイトの2色


■シンプルながらも機能面で特徴を見せるX2
Android Oneブランドの端末の特徴と言えばシンプルさです。OSを一切カスタマイズせず本体機能もある程度抑えることで、必要十分な性能を備えつつも低価格と動作安定性を保証するというのがブランドビジョンであるため、高機能モデルに位置付けられている本機でも特徴的な機能以外は非常にシンプルな構成となっています。

そんな本機の大きな特徴の1つが本体左右を握る(押す)ことでカメラアプリの起動や撮影などができる「Edge Sence」があります。Edge Sence機能にはカメラ操作以外にもGoogleアシスタントを割り当てることなども可能です。


本体正面には指紋センサーを搭載する



Edge Sence機能は左右側面の下側半分ほどにあり、ここを握ることで各種操作が可能になる


またカメラ性能ではアウトカメラ、インカメラともに約1600万画素のCMOSセンサーを採用しており、セルフィーでも美しい写真を撮れる点が大きなポイントです。


今やアウトカメラよりもインカメラの性能に魅力を感じる人も多いだろう


もう1つの特徴がユーザー1人1人の聴覚に最適化した音を提供する「Uソニック・ハイレゾ」への対応とその進化です。

音の聞こえ方というのは人の内耳の形によって1人1人異なっており、本機能はその聞こえ方に合わせて音をチューニングするというものです。チューニングには付属のイヤホンが使用されますが、これまで手動でのチューニング作業が必要だったものが、本機からは自動化されより使いやすくなっています。

■背面パネルの美しさに注目!
本体背面は光沢感の強いグレア処理が施された樹脂製で、屈折率の高い素材を何層にも重ねた「光学スペクトル・ハイブリッドカラー技術」が採用されています。実際に手に取ってみるとその光沢感から指紋などが目立ちやすい点が若干気になりますが、光の映り込む角度によって様々な色に反射し、宝石のような美しい色合いを見せてくれます。


指紋が目立ちやすいのが少し残念だがアイスホワイトはオパールのような輝きを放ちとても美しい



緩やかなカーブを描いた背面デザインも特殊なカラーの美しさを引き立てている


性能面ではQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 630(SDM630)」の採用や4GB RAM、64GBの内蔵ストレージの搭載など、ハイスペックを標榜するのに十分な内容となっています。ただしワンセグやフルセグには対応していない点は、国内メーカー製端末とは異なりグローバルモデルらしいところです。


側面はメタル製で丸いデザイン


■格安スマホ市場の変化に合わせた高級路線
本機の公式オンラインショップでの機種代金は、購入時の頭金が540円(全て税込)、賦払(24回払い)が月額2,808円となっており、一括では67,932円と格安スマホ市場向けの端末としては比較的高額な端末となっています。

大手量販店やオンラインショップによる格安スマホ市場向け端末の販売ランキングなどを見ると、昨年あたりまでは1万円台から3万円前後の端末が常に売れ筋となっていましたが、今年に入り5万円を超えるような端末でも人気を集めるようになってきました。これはユーザー層が広がりハイスペック端末を低ランニングコストで利用したいという需要の増加を反映しているものと思われます。

機能をシンプルに抑え動作安定性を重視したAndroid Oneのラインナップを見ても、昨年6月に発売されたシャープ製のハイスペックスマホ「Android One X1」の一般評価は比較的高く、今回発表された本機や京セラ製の「Android One X3」も、こういった需要をさらに拡大する重要な端末となりそうです。最後にAndroid One X2の外観などを簡単に動画で紹介しておきます。


動画リンク:https://youtu.be/P_oJceEEX5M?start=537


ハイスペック端末を低ランニングコストで、という需要はまだまだ拡大するだろう




記事執筆:あるかでぃあ
動画撮影:mi2_303


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Android One X2 関連記事一覧 - S-MAX