ゴルフコースに現れたヘビの貴重な姿をキャッチ(出典:https://www.youtube.com)

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南アフリカ・クルーガー国立公園南部「Malelane Gate」のすぐそばにあるレオパード・クリーク・カントリー・クラブ。その美しいゴルフコースから、2匹のヘビが絡み合いダンスを踊っているような珍しい映像が飛び込んできた。『Traveller24』が伝えている。

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ある日のこと、グループでゴルフを楽しんでいたカーラ・トレハーンさんは14番ホールでゴルフカートを走らせている最中、グリーン上でなにかが動いているのに気が付いた。初めはコブラが首を持ち上げているのかと思ったが、近づくにつれて2匹の毒ヘビ「ブラックマンバ」と分かり、すぐに仲間に知らせた。

ブラックマンバは猛毒を持つだけでなく、移動も非常に速いと言われる。それが2匹もいるとなると、狙われた場合は死を覚悟しなければならない。

しかし2匹はゴルファーに目もくれず、なんとも奇妙な動きを繰り返した。そこでカーラさんらはゲームを中断し、この珍しい動きを観察することにした。後ろに続くゴルファーたち、さらに自宅にいた家族も呼び寄せたという。

2匹は首を天高く持ち上げ、まるで背伸びをしているかのように見える。しかも胴体が波のようにうねりながら絡み合っているのだ。

しばらくこのダンスを眺めていたカーラさんたちだったが、結局14ホールでのプレイを諦め、ブラックマンバから距離を置きながら次のホールへと向かった。2匹も疲れたようでその後、別々に茂みの中へと消えて行ったそうだ。

2匹が絡み合ってダンスをしている様子は交尾期の求愛行動のように見えるが、ケープタウンのヘビ専門家は「オスのブラックマンバが縄張り争いをしている。画像にメスが映っていないが、メスをめぐって戦っている可能性が高い」と説明した。相撲のように押したり突いたりしながら争い、一番強い押しをしたほうが勝者となるという。ただしこの相撲では決して噛むことはないそうだ。

出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)