「警察官辞めたch」氏が自身のYouTubeチャンネルで「元埼玉県警暴力団刑事にインタビュー #shorts」を公開した。動画では、元埼玉県警の暴力団刑事だった男性が登場し、一般的には理解されにくい警察と暴力団のリアルな関係性や、捜査における情報収集の仕組みについて、現場を熟知する者ならではのスタンスで語っている。

動画の冒頭で男性は、世間一般の認識として、暴力団関係者と会ってお茶を飲むような行為は「よくない」と批判されがちであるという背景に触れる。しかし、ヤクザには彼らなりの「任侠」という根本的な考え方や哲学があると指摘。その上で、お互いに一人の人間として向き合い、良い部分と悪い部分を見極めながら関係を築くことの重要性を説いた。実際に現場では、「悪いことをすれば捕まえる。そうじゃないときは情報もらったりというのがうまくできていた」と述べ、関係性をベースにした情報収集がかつては機能していたことを振り返っている。

さらに男性は、警察がヤクザとどう向き合うべきかについて、自身の持論を展開する。「ヤクザなんかは捕まえるだけじゃなくて、警察の手のひらで転がしておいたら、悪いことしたらぐっと捕まえればいい」と核心を突く言葉で、力強く主張した。ただ単に検挙するだけでなく、平時は警察の手のひらの上で泳がせてフリーな状態にしておくことで、裏社会のさまざまな有益な情報が自然と入ってくるのだという。

しかし、理想的な関係構築には高度な手腕が求められる。動画の最後で男性は、「ただそれができる刑事が少ないから、なかなか難しかったんだけどね」と吐露した。ヤクザを適切にコントロールしつつ、捜査に必要な情報を引き出すスキルを持つ刑事が不足しているという、現場が抱えるリアルな課題を明かして動画を締めくくっている。

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