イタイイタイ病の患者でただひとり生存していた富山市の93歳の女性が8月、亡くなったことがわかりました。1967年に県が認定を始めてから生存する患者がゼロになるのは初めてです。イタイイタイ病は、神通川流域で起きた四大公害病のひとつです。川の上流の神岡鉱山から垂れ流されたカドミウムを飲み水や農作物から摂取することで引き起こされます。わずかな衝撃で骨が折れたり激痛が走る病気で、県は1967年以降、201人を患者として