日本の2017年度の温室効果ガス排出量は、1990年度(平成2)と比べ1700万トンほど増加した。多くの省エネルギー技術を開発した日本の産業界には“環境立国”の自負があるが、平成の30年間、国内の温暖化対策は進まなかった。平成初期の企業を取材した元日刊工業新聞記者の山口民雄氏(循環型社会研究会理事)は、「環境対策は費用がかかるので、経済の足を引っ張ると考える経営者が大多数だった」と振り返る。そ