上甲 正典監督自身の2度目の初出場初優勝となる快挙が2004(平成16)年春の済美の全国制覇だった。その年は、夏も決勝進出を果たし、春夏連覇こそ逃したものの準優勝で一気に全国の強豪校として肩を並べた。翌年夏と、08年夏にも甲子園出場を果たすが、13年春には安樂 智大(関連コラム)投手を擁して、準優勝を果たしている。わずか10年の間に甲子園で三度決勝の舞台に立ったということになる。済美・今治西が近年の愛媛を牽引