営業マンが見た上司・同僚の「かっこいい」謝罪「謝るのが上司の務めだ」「ためらいなく坊主」

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仕事をしていると、クライアントや取引先とのやり取りに問題が生じて謝罪をしなければならない時って必ずありますよね。営業マンならなおさら多いと思います。今回はそんな営業経験者の方々に、「上司や同僚が行った、かっこいいと思った謝罪」について聞いてみました。


■上司や同僚の謝罪でかっこいいと思ったことはありますか?
ある  146人(56.8%)
ない  111人(43.2%)


半分以上の方が、このように謝罪でかっこよさを感じたことがあるという結果になりました。特に上司が部下をかばっての謝罪方法についてのコメントが多かったのが印象的でした。では、それ以外にも、どんな点でかっこいいと思ったことがあるのか、調べてみましょう。


■謝罪でかっこいいと感じたときのエピソードを教えてください。
●自分の責任でないのに謝罪してくれたエピソード

・「謝るのが上司の務めだ」と言って代わりに謝ってくれた上司を見たとき(女性/33歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・部下のミスを「自分の管理不足」と言ってはっきりと謝ってくれた上司(男性/27歳/学校・教育)
・部下の私には何も言わずに、裏でしっかりと先方に謝ってくれていたことがわかったときは感動した(男性/27歳/情報・IT)
・「新人のミスは上司の責任です」と言い切った上司がかっこよかった(女性/31歳/マスコミ・広告)


部下の失敗を自分の失敗として謝罪してくれる上司ってとても頼りがいがありますよね。責任をなすりつけるような上司が多いので、なおさらかっこいいと感じてしまうものですよね。


●理不尽でも言い訳をしない姿に感動!
・理不尽な理由を言われても一言も言い訳をせず、頭を下げていた姿に感動しました(女性/28歳/アパレル・繊維)
・どう考えてもこちらの非ではないので、言い訳したいと思うところを、何も言わず爽やかに真摯に謝っている姿を見て、余計な言葉はいらないと思った(女性/26歳/建築・土木)
・毅然とした態度でお客様に謝っていた姿をみてすごいと思った(女性/21歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・相手先の担当者の目をしっかり見て誠心誠意謝罪していた姿を見たときに(男性/39歳/金属・鉄鋼・化学)


言い訳をしたいところですが、まずは何も言わずに謝る上司の姿をみると、尊敬するのと同時に、自分もそうしなえればと感心しますよね。相手が納得するような態度や頭の下げ方などもとても重要なようです。


●大胆な謝罪にびっくり!
・先輩がすぐに頭を丸めて謝罪したのを見たとき(男性/42歳/電機)
・ものすごい迫力で頭を下げていたと思ったら、お客様がいなくなった途端ケロッとして顔で仕事に戻った同僚を見て、すごい演技力だと感心してかっこよく思った(男性/31歳/学校・教育関連)
・すぐに相手先に行って土下座している姿を見たときかっこいいと思った(男性/25歳/団体・公益法人・官公庁)


「やばい!」と思ったらとっさに場を収めるような機転がきくのも、謝罪には大切。さすがに、先制パンチで頭を丸められたら、それ以上なにも言えなくなってしまいますよね。


●謝罪方法のテクニックに関心
・怒鳴っているお客さんを見つけてさっと出てきていつの間にかお客さんと笑い合っているのを見たとき(女性/27歳/金融・証券)
・言い訳をせず100%相手の話を聞き、その後一つずつ解析するように説明をして納得させていた上司を見て、すごいテクニックだと思った(男性/48歳/ソフトウェア)
・なぜかクレームを言ってきた相手が最終的に謝っていたのを見て、すごく感動した(男性/31歳/建築・土木)
・謝罪しながら相手から尊敬と信頼を勝ち取っていた(男性/50歳以上/情報・IT)


怒っている相手をなだめるだけでなく、尊敬や信頼まで勝ち取ってしまうようなテクニックを持っている先輩には憧れてしまいますよね。なかには最終的に相手に謝らせてしまうという強者も......。


いかがでしたか? 謝罪をしなければならないシチュエーションでは、相手に謝罪するだけでなく、その姿を部下や同僚にもみられているということを意識しなければならないようです。謝る姿もかっこいいサラリーマンは、ほんとに仕事がデキる人なのでしょうね。


文●ロックスター


調査時期:2015年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人男女256人(インターネットログイン式アンケート)