これまで悪ガキイメージが強かったヒロミが、ここにきて善人オヤジに変身しようとしている。

 まず、囁かれていたカーヴィーダンス・樫木裕美氏との金銭トラブルについて明言したのが好評価を得た。 
 樫木氏がスタジオを閉めることで浮上した単行本印税問題について、ヒロミは推定4億円の印税をすべて懐に入れていたと疑われていた。
 だが、ブログで「給料はもちろん、印税分を考慮した“かなりの金額”の特別ボーナスを支払った」と説明。また、退社時にCMや出版物など権利のすべてを樫木さんの個人事務所に変更するなど「『誠心誠意できる限りのこと』をした」とつづっている。
 これまで沈黙を続けていたヒロミが自ら疑惑を晴らしたため、支持の意見が集まったのだ。

 さらに、TBS『朝ズバッ』でポストみのもんたとして名前が挙がったのも、格を上げた要因といえよう。
 「福澤朗、安住紳一郎らの名前も出たが、もっとも話題になったのがでかでかとヒロミの名前を挙げた夕刊紙の記事。今の情報番組はテリー伊藤や加藤浩次、恵俊彰ら芸人司会者が多い。以前のヒロミはタメ口芸が受け、多い月には10本のレギュラーを持ち、月収も6000万円までいったことがある“芸人”だった。再登場も当然かな、と思われます」(夕刊紙芸能デスク)

 今のヒロミには、追い風が吹いているというしかない。そこでチョイ出を続け、イメージがよくなった折りに、来春のレギュラーを増やそうという腹積もりのようだ。
 「本業のスタジオ経営などがあまりうまくいってないこともあり、今後はテレビに復帰しようとしている。最近、妻の松本伊代とよくテレビで見かけると思っているファンは多いはず。10月だけで『ボクらの時代』(フジ系)、『行列のできる法律相談所SP』(日テレ系)などに出演している。プロデューサー連中もヒロミ人気の復活を感じており、来春以降、レギュラーで獲得しようと調整中です」(テレビ業界関係者)

 バラエティー界も人材不足ということか。