6日、北米地区で興業成績のふるわなかったハリウッド映画が中国で大ヒットし、コスト割れの危機を脱出する事態が続いている。中国の大手は、「中国市場がハリウッド映画の危機脱出の受け皿になっている」と伝える。写真は米映画「アフター・アース」より。

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2013年8月6日、北米地区で興業成績のふるわなかったハリウッド映画が中国で大ヒットし、コスト割れの危機を脱出する事態が続いている。中国の大手ポータルサイト・網易(NETEASE)は、「中国市場がハリウッド映画の危機脱出の受け皿になっている」と伝える。

昨年の「バトルシップ」「ダイ・ハード/ラスト・デイ」、最近では「オブリビオン」「ホワイトハウス・ダウン」「アフター・アース」「パシフィック・リム」など、これらはすべて北米地区では興業成績が低迷したものの、中国でヒットを達成したハリウッド映画だ。

ウィル・スミスとジェイデン・スミスの親子共演で話題だった「アフター・アース」の場合、北米地区での興行成績は約6000万ドル(約59億円)。世界全体の興行に占める割合はわずか24.8%と惨たんたる成績に終わった。「アフター・アース」の世界市場での興行成績は2億4200万ドル(約236億円)だったが、北米以外の地域で1億8200万ドル(約180億円)をはじき出している。中でも中国市場では、3500万ドル(約34億円)と約20%の利益を得ている。この数字は海外市場でトップ。2位のロシアはこの半分の数字も達成していない。

「バトルシップ」の場合、興業成績3億3000万ドル(約322億円)のうち、海外シェアは78.4%で2億ドル(約195億円)以上。うち、最も貢献したのがやはり中国で、5000万ドル(約49億円)を達成した。昨年公開された「タイタニック(3D版)」などは、中国市場だけで10億元(約160億円)以上を稼ぎ出し、北米地区の興業成績を大きく超えている。

このように、巨額の資本を投入したスケールの大きな映画が本国で大コケし、中国市場に救われるケースが続出している。人口の多さから一定の潜在力があるのも強みだが、中国の映画会社大手・博納影業公司(BONA FILM)は、「中国の観客の好みにマッチしたことも大きい」と指摘する。中国で好まれるのは、現実世界にありえないようなSFやアクション作品。誰もが知るハリウッドスターが主演しているのも、絶対に動かせない条件だ。さらに、「アイアンマン」や「トランスフォーマー」といったヒットの実績を持つシリーズ映画は、本国での実績がどうであれ、非常に魅力的な作品として大歓迎されるのが特徴だ。(翻訳・編集/Mathilda)