友人は「月8万円の不労所得になる」と“月10万円”を「NF・日経高配当50 ETF」に投資中! かなり割がいいそうですが、私は「月3万円」が限界です。15年積み立てで“資産・配当”はどうなりますか?

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友人が「NF・日経高配当50 ETF」に毎月10万円を投じ、将来は配当で月8万円の不労所得を見込んでいると聞くと、資金の少ない自分には縁遠い話に感じるかもしれません。ただ、まとまった元手がなくても、毎月3万円の積み立てを15年こつこつ続ければ、配当という不労所得の土台は着実に築けます。   本記事では、NF・日経高配当50 ETFの仕組みや個別株との違いを整理したうえで、月3万円を15年積み立てた場合の資産と配当を具体的に試算します。

NF・日経高配当50 ETFとは?

「NF・日経高配当50 ETF」は、日経平均の構成銘柄から予想配当利回りの高い原則50銘柄をまとめて持てる、国内の上場投資信託です。正式名称は「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」です。
分配金は年4回、1月・4月・7月・10月の各7日を基準日として計算され、後日受け取れる設計になっています。2026年7月29日時点の分配金利回りは2.72%で、日経平均に連動するETFよりも高い水準をキープしています。
信託報酬は年率0.308%と低めで、少額から日本を代表する高配当企業へ手軽に分散投資できる点が、投資初心者にも支持されています。

個別株と比べたメリット・デメリットは?

主なメリットは、1本買うだけで50銘柄へ自動的に分散投資でき、1社が減配しても全体への影響を抑えられる安心感です。
個別の高配当株を10銘柄そろえようとすれば数百万円かかる場面もありますが、ETFなら数千円台から同じ分散効果を得られます。指数のルールに沿って銘柄の入れ替えも自動で行われるため、業績チェックや売買の手間がほとんどいらない点も大きな長所でしょう。
一方で、デメリットも押さえておく必要があります。保有中は信託報酬が毎日差し引かれ、個別株にはない継続コストが発生します。
加えて、構成銘柄は成熟企業が中心のため大きな値上がり益は狙いにくく、株主優待も受け取れないので、資産を一気に増やしたい人には物足りなさが残るかもしれません。

毎月3万円を15年積み立てたらどうなる?

毎月3万円を15年間積み立て続けると投資元本は540万円に達し、運用しだいで将来の不労所得の土台になります。運用利回りの違いによって、15年後の資産額はおおよそ次のように変わります。
 

・年3%で運用できた場合:約679万円
・年5%まで伸びた場合:約794万円

仮に完成した資産で分配金利回り3%を受け取れば、税引き前で年20万円前後、月あたり1万6000円ほどの配当収入が見込めます。なお、友人が語る月8万円の不労所得には年96万円が必要となり、利回り3%なら約3200万円の元本が前提になります。
月3万円の積み立てでは友人と同じ規模には届きませんが、15年という時間を味方に付ければ、生活に彩りを添える配当の柱を着実に育てられます。

まとめ

「NF・日経高配当50 ETF」は、数千円台から日本の高配当企業50社へ分散でき、年4回の分配金を過去平均で3%前後受け取れる、初心者にやさしい商品です。個別株のような株主優待や大きな値上がり益は望みにくい半面、減配リスクの分散と手間の少なさが強みです。
毎月3万円を15年積み立てれば元本は540万円、運用しだいで680万~800万円ほどの資産へ育ち、月1万6千円前後の配当も視野に入ってきます。友人の月8万円には及ばないものの、少額でも早く始めるほど、時間の力を借りて配当の柱を太くできるでしょう。
もちろん、ETFは投資商品であるため、思ったような結果を得られないことも予想されるほか、元本割れのリスクもゼロではありません。
まずは無理のない金額でNISAの成長投資枠を活用するなど、あなたのペースで不労所得づくりの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級