◆米大リーグ レッドソックス6―1ブルージェイズ(26日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックス・吉田正尚VSブルージェイズ岡本和真による”侍対決”第3ラウンドが実現。両者無安打に終わったが、本拠のレッドソックスが2ケタ安打で快勝。4年ぶりの6カード連続勝ち越しとなった。

 吉田は「1番・DH」で先発。これまで相手先発のガウスマンに通算打率5割3分3厘、8安打のうち1本塁打3二塁打と相性が良く、今季7度目の「1番」に起用されたが、3打数無安打とチャンスを生かせなかった。7回1死一、三塁で迎えた第4打席に、3番手左腕リトルが救援したため代打を出されて交代。打率は2割5分7厘となった。

 一方「6番・三塁」で出場した岡本は4回2死一、三塁、6回2死一、二塁と2度、得点圏で打席が巡ったが凡退。9回1死一塁で迎えた第4打席はボール球を振って空振り三振。4打数無安打で打率は2割2分4厘となった。

 7月のボストンが熱い。レッドソックスは今月17勝3敗。20試合を消化時点での月間成績では、1901年6月、49年8月、95年8月に並ぶ球団タイ記録となった。この日の吉田は、得意なはずの先発ガウスマンに対して、浅いカウントで3打席ノーヒット。「昨日から同じような感じが続いていて、バッティングカウントでいいスイングができなかった」と悔しがったが、堅実な得点力を見せた打線については、「皆が1点づつ積み重ねている」と胸を張った。

 大きな変化は、打線全体に浸透した得点意識だ。3回はナルバエスの犠打と吉田の進塁打(投ゴロ)で、しぶとく走者を三塁に進め、ラファエラの右前打で先制。この試合3度の犠打はベンチからの作戦ではなく、選手が自主的に考えてのもの。全てが得点に結びつき、選手の意図がうまく結果につながった。

 1日の時点で37勝48敗、首位に14ゲーム差の最下位だったが、46年以来80年ぶりの15連勝でガラリと雰囲気が変わった。現在貯金4で、ポストシーズン進出の好位置にいる。前日深夜には、ナショナルズから、今季ブレイクした強打のC・ミード内野手をトレードで獲得。一気にトレードの”買い手”となって補強に乗り出した。6月19日以降、直近32試合で25勝7敗。勝率7割8分1厘はメジャー最高だ。吉田もチームの勢いに手応えを感じており、「連勝してチームも乗ってきていますし、今の順位が物語っているんじゃないでしょうか」と話す。

 今季最長本拠地の連戦を8勝2敗で締めくくり、意気揚々と西海岸遠征へ。27日からアスレチックスと4連戦、そして、2年連続ワールドシリーズ王者のドジャースとの3連戦に挑む。