“怪物の領域” 山本由伸が7回10Kで完璧投球 ピッチクロック→三振の落ち着きは圧巻「サイ・ヤング賞候補にふさわしい投球を続けている」

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ちょうど100球でマウンドを降りた山本。これで今季9勝目だ(C)Getty Images

 エースとしての貫禄を見せつける投球だった。

 ドジャースの山本由伸が現地時間7月4日、本拠地で行われたパドレス戦に先発し、7回を投げて3安打、2四球、10奪三振、無失点の快投を披露。チームを3-0の勝利に導き、今季9勝目を手にした。この試合前には自身2年連続となるオールスター選出も発表され、節目の日を最高のパフォーマンスで飾っている。

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 山本は最初の2イニングで計3安打を許すなどランナーを背負う場面が続くも、後続をきっちりと打ち取りピンチを広げなかった。3回以降はノーヒット投球を展開し、パドレス打線を封じ込んでいる。6回まで2-0と、ロースコアで進んだゲームの中、ドジャースの背番号18は反撃の隙を与えず、盤石の内容で7イニングを投げ抜いてみせた。

 チームの白星を呼び込む圧巻のピッチングに現地メディアも舌を巻いている。米ドジャース専門サイト『SB NATION TRUE BLUE LA』では、山本のこの日の登板内容について、「3安打、2四球で計5人の走者を出したものの、得点圏に走者を背負って打者と対戦したのはわずか1打席だけだった。どれほど珍しい小さなつまずきであっても、そのたびにきっちりと立て直した」と評価。

 続けて、「その象徴ともいえるのが、7回の最後の打者となったジャクソン・メリルとの対戦だ。2ボール2ストライクからピッチクロック違反を取られ、フルカウントとなったものの最後は三振を奪取。ちょうど100球目でこの日10個目の三振を奪い、7回無失点の投球を締めくくった」などと振り返っている。

 また、米紙『NEW YORK POST』も公式サイト上において、山本の快投をレポート。その記事の中では、「この日発表された自身のオールスター選出を裏付けるように、最後の12人の打者のうち11人を打ち取り、7回無失点の投球を完成させた」と綴るなど、賛辞を惜しまない。

 さらに同メディアは、「ヤマモトがオールスターに選出されたことに、驚きはなかった」と指摘。その上で、「むしろ今後の大きな注目点は、サイ・ヤング賞争いに加わることができるかどうかだ。メジャー3年目を迎えた日本人右腕は、ここ数か月、そのレベルにふさわしい投球を続けている」とさらなる偉業への期待も膨らませている。

 これで山本は、直近7登板で6勝をマーク。群を抜く安定感で白星を積み重ねている右腕は、着々と首位の座を固めているドジャースにおいて、この先も自身の役割を確実に果すべくマウンドに登り続ける。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]