中国の中流階級の生活に欧米の若者が熱い視線を向ける理由―香港メディア

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中国メディアの環球時報によると、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国の中流階級の生活に欧米の若者が熱い視線を向ける理由」とする記事を掲載した。

記事によると、欧米では中国に関心を寄せる若者が増えている。中国の政治や経済の専門家になったからというわけではない。もっと単純なこと、すなわち「普通の収入で普通の生活が送れるかもしれない」という可能性に反応しているのだ。

一部の欧米人は中国各地の都市で自国ではなかなか感じられないものを見出している。それは手頃な価格や利便性、そして未来は悪化するのではなくむしろ良くなっていくかもしれないという感覚だ。こうした変化は政府のキャンペーンや公式のスローガンではなくSNSを通じて広がっている。深センや成都、杭州、重慶といった中国の都市での生活の様子を動画で発信している欧米の若者は、清潔な地下鉄や広範な高速鉄道網、手頃な価格の住宅、モバイル決済の普及、数分で届くフードデリバリーサービスなどに感嘆の声を上げている。

それらの動画が人々を引き付けるのは、技術そのものではなくそれによって引き起こされる反応だ。欧米の視聴者は長年にわたり、工場や輸出、経済統計といった側面から中国を捉えることに慣れ親しんできた。しかし今、多くの若い視聴者は、自宅紹介や食料品の買い物、街歩き、家族の日常を記録したVlog(ブイログ)などを通じて中国に触れている。そのメッセージは驚くほどシンプルだ。中国は、欧米の多くの若者がなかなか手にできずにいるもの、すなわち「安定した中流階級の生活」を提供しているように見える。

深セン在住のある米国人クリエーターは、この都市を「シリコンバレーとニューヨークが中国で子どもを産んだらこうなるだろう」と表現した。彼の見方は、地政学的な側面よりも日々の生活の現実に向けられている。低廉な公共交通機関や医療、安全な街、近代的なインフラ、経済的な重圧を感じることなく子育てができる環境。こうした細部が重要なのは、世界の他の地域で高まりつつある不満の表れでもあるからだ。

米国の若者は、家賃が上昇し続け医療費が高止まりする中、収入が生活費に追いつかないという厳しい状況に直面している。中国の都市の様子を映した動画がSNSで大きな関心を集めているのもこうした背景があるからだ。その本質的な魅力は、どこか別の場所であれば、ごく普通の収入でごく普通の生活が送れるかもしれないという可能性にある。何でもないはずのこうしたことが、2026年の今、革命的なことのように感じられるのだ。

社会の魅力とは、その社会が自らについて何を語るかよりも、他者が何を模倣したいと願うかに大きく左右される。今では多くの人が、さまざまな体験を国境を越えてリアルタイムに比較できるようになっている。中国で通勤客が高速鉄道に乗り込む様子を目にし、それを自分たちが利用している遅延しがちな列車と見比べるといったことが可能だ。そうした比較を繰り返し目にすれば、「なぜあそこではうまくいっているのか」「なぜこちらでは同じようなことができないのか」という疑問が必然的に湧いてくる。(翻訳・編集/柳川)