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 ◇ラグビーネーションズ選手権2026第1節 日本27―10イタリア(2026年7月4日 東京・秩父宮ラグビー場)

 世界ランキング12位の日本は、同10位のイタリアを27―10(前半17―10)で破り、記念すべき新設の国際大会初戦を白星で飾った。直近の対戦で3連敗中だった日本の勝利は18年6月以来で、通算対戦成績を3勝8敗とした。今月11日の第2節では豪ニューカッスルで同3位のアイルランドと対戦する。

 4月のU23日本代表オーストラリア遠征中の不適切発言により、この試合まで出場停止中のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)に代わって指揮を執ったニール・ハットリーHC代行は「うれしい結果。素晴らしい準備ができて、先発がいいパフォーマンスを出し、初キャップ4人もインパクトを与えた。控えの選手もエネルギーを与えた。ホームでの勝利はうれしい」と相好を崩した。

 前半5分にゴールラインドロップアウトから一発でトライを許したが、その後は粘り強いディフェンスと、SH斎藤直人(東京SG)、初キャップのSO伊藤龍之介(明大)のハーフ団のゲームメイクが光り、3トライを奪った。前半11分にスクラムからLOワーナー・ディアンズが、同17分にはラインアウトからFB松永拓朗(ともにBL東京)がトライ。17―10で折り返した後半7分にはラインアウトから粘り強く攻撃を重ね、最後は好タックルの連発でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたFLベン・ガンター(埼玉)が飛び込んだ。

 前哨戦だった1週間前のマオリ・オールブラックス戦では、最大17点のリードを最後の20分間で逆転され敗戦。80分間のゲームマネジメントが課題となった中、FLリーチ・マイケル(BL東京)らベテランが途中出場からゲームを落ち着かせ、後半は無失点で完勝した。攻防の両方で高いパフォーマンスを発揮した選手に、ハットリーHC代行も「最終的に体を張るのは選手。素晴らしい仕事をした」と手放しで称えた。

 前夜にはジョーンズHCの母親が亡くなり、選手はジャージーの左腕に喪章代わりの黒いテープを巻いてプレー。ディアンズ主将も「エディーのお母さんんがなくなって、しんどい時だから、チームの一員として頑張らないといけないと。チームのために、エディーのために、いいエフォートをした」と話した。

 1週間後は世界ランキング3位のアイルランドと対戦。19年W杯で金星を挙げたものの、通算1勝11敗と大きく負け越している相手にどこまでやれるかが、来年に迫ったW杯オーストラリア大会に向けても試金石となる。元主将のリーチも「日本は連勝がなかなかない。勝ちに行くマインドで臨むが大事。次の試合も頑張りたい」と言葉に力を込めた。