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 ◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 日本1―2ブラジル(2026年6月29日 ヒューストン)

 【ズバッと採点CHECK 木本新也】日本が前半にリズムをつかめたのは、MF前田の存在が大きい。前線からのプレスで相手のミスを誘い、攻撃時には裏に抜け出すランニングを繰り返した。走行距離12.04キロ、スプリント回数78はともにチーム最高の数値。「プロサッカー選手になってから自分よりも足が速いと感じた選手はいない。速いと感じても、認めない」と言う韋駄天(いだてん)が終了間際に交代するまで、がむしゃらに走り続け、セレソンをかき回した。

 昨年9月の米国戦など準備期間の親善試合では左ウイングバックに入ることも多かった。不慣れな自陣深くまで戻っての守備に苦戦して持ち味を発揮できなかったが、2列目に離脱者が続出した今大会は左シャドーでプレーして本領を発揮。1次リーグ初戦のオランダ戦を含め、特に相手にボールを握られる展開では守備のスイッチを入れる欠かせないピースとなった。