やせすぎで水着はイヤ(おんせんママさん提供)

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悩みなんてないと思っていた完璧な相手が、実は自分には見えないコンプレックスを抱えていることも少なくない。そんな目に見えないコンプレックスの関係を描いた作品「美の少ない女と、温泉。6話」(作:おんせんママ)が、noteに投稿された。

【漫画】「美の少ない女と、温泉。6話」を読む

それは作者が子どものころ、母と姉と温泉へ出かけたときのことだ。作者は湯船に浸かっているとき、ふと母に「母ちゃんは、どうしていつも海にはいらないの?」と尋ねた。すると母は「母ちゃんはやせすぎだから水着になるのがイヤなんだよね」と答える。

そんな話をしていると、姉が作者を見て「いいなぁ肌が白くて」とつぶやいた。どうやら姉は肌が黒くて背が高いことで、同級生から『おとこおんな』と呼ばれているらしい。作者は2人を完璧に美しいと思っていただけに、それぞれが長年コンプレックスを抱えていたことに大きな衝撃を受ける。

一方で、自分が気にしていた「一重で足が短い」という特徴は、姉からは「肌が白くて女の子らしい」と映っていたのだ。このように同じ人でも、見る人が違えば印象は大きく変わることに対して、作者は「美しい」とは一体何なのだろうかと考えるのだった。

同作について、作者のおんせんママさんに詳しく話を聞いた。

ーお風呂ではどうして海のことを思い出したのでしょうか? 

この温泉に入る直前に海水浴をしており、その時に一瞬だけ「なんで水着を着て一緒に海に入らないんだろう?」と思いました。でもその時は遊びに夢中になって、すぐ忘れてしまいました。その後、温泉でゆっくり湯船につかっていた時に、その小さな疑問をふと思い出しました。

ー2人にコンプレックスがあると知った時、子どもながらにどのような気持ちになりましたか?

それまで当たり前だと思っていた前提が崩れた瞬間だったと思います。私にとっては完璧に見えていた2人にも、悩みがあったことにとても驚きました。

ーおんせんママさんから見るとお母さまもお姉さまも「完璧」に見えていたとのことですが、その後考えは変わりましたでしょうか?

今でも2人の容姿は多くの人から見て美しいのだと思います。でもそれは完璧ということではないのだと、今は思っています。容姿が美しいことも素晴らしい才能の1つです。このように人にはそれぞれ違う才能や魅力があります。そうしたさまざまな才能がお互いを補い合いながら、みんなで楽しく生きていけたらいいな、というのが今の私の考えです。

(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)