北中米W杯決勝トーナメント、パラグアイがPK戦でドイツ撃破 日本はブラジルに逆転許し敗退

(CNN)サッカーの北中米W杯はグループステージを勝ち上がった32チームによる決勝トーナメントが行われ、パラグアイが4度の優勝を誇るドイツをPK戦の末に破る番狂わせを演じた。
ラウンド32でPK戦にもつれ込んだ試合はこれが初めて。ドイツがW杯でPK戦の末に敗れるのも史上初めてとなる。
パラグアイは前半で訪れたチャンスを確実にものにした。フリオ・エンシソがペナルティースポット付近から放ったヘディングシュートはマヌエル・ノイアーの手を越えてドイツゴールに突き刺さった。エンシソをペナルティーエリア中央で完全にフリーにしてしまう、お粗末な守備を突いた一撃だった。
後半に入るとドイツが試合を支配するものの、パラグアイの守備を崩し切れない時間帯が続いた。
ようやく生まれた同点ゴールはフロリアン・ウィルツのクロスから。これに合わせたカイ・ハーバーツがパラグアイ守備陣を上回る高さで競り勝ち、ヘディングでボールをゴールへ流し込んだ。
その後は1―1のまま延長戦でも決着が付かず、勝負はPK戦へ。両チーム最初の5人が2人ずつ失敗した後、ドイツの6人目、ヨナタン・ターのキックはバーの上へ大きく外れた。次に成功すれば勝利という状況でパラグアイのホセ・カナレは落ち着いてこれを沈め、大会優勝候補の一角を敗退に追い込んだ。
一方この日最初に行われたテキサス州ヒューストンでの試合ではブラジルが日本を相手に土壇場で決勝ゴールを決め2―1の勝利。ラウンド16進出を決めた。
日本は前半29分、佐野海舟がペナルティーボックスの外から先制点を叩(たた)き込みリードを奪う。ブラジルはグループステージ初戦のモロッコ戦以来初めての失点を喫した。
日本はリードしたまま前半を終えたが、後半に入るとブラジルが攻勢を強める。GK鈴木彩艶の好セーブなどで持ちこたえていた日本だったが56分、ガブリエル・マガリャンイスのクロスにカゼミロが頭で合わせ、ブラジルがついに同点に追いついた。
その後の約30分間は試合が膠着(こうちゃく)。日本が粘り強く守る一方で、ブラジルは決勝点を狙い続けた。
ようやくその瞬間が訪れたのは試合終了間際だった。ペナルティーエリア手前で日本がボールを失うと、ブルーノ・ギマランイスからのスルーパスを受けたガブリエル・マルチネリがゴールを横切る鋭いシュートを放った。鈴木が指先でボールに触れたものの止め切れず、ボールはポストに当たってゴールへ吸い込まれた。
ブラジルは米東部時間7月5日午後4時、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われるラウンド16で、コートジボワール対ノルウェーの勝者と対戦する。
