7月9日に開幕『夏の高校野球 新潟大会』を生解説

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7月9日に開幕する『夏の高校野球 新潟大会』について、新潟明訓高校を率いて春夏通算8度の甲子園出場、現在は新潟医療福祉大学硬式野球部総監督の佐藤和也さんに解説いただきます。

77校66チームで頂点を争う夏。26日に抽選会も終わり、いよいよ開幕が近づいてきました。今年の組み合わせについて、4つのブロックごとに見ていきたいと思います。

――【Aブロック】
第1シードは春の王者『新潟明訓』。そして、『新潟商業』や『新潟』など力のある公立校が入りました。さらには『開志学園』や『関根学園』、第5シードの『加茂暁星』など強豪私立も名を連ねています。

(Q.実力校がひしめく混戦必至のブロックとなりましたが、どこに注目を置いていますか?)
■佐藤和也さん
「やはり新潟明訓が中心になると思いますね。しかし、加茂暁星も強い力をつけていますので、あなどれない相手になると思います。このブロックは左投手に好投手が多い。まずは新潟の栗賀くん、それから開志学園の馬場くん、そして春に日本文理を完封している加茂暁星の矢能くんです。非常に多才な左ピッチャーがいるんですよね。」

■大石悠貴アナウンサー
「その中で新潟明訓は、どんなチームでしょうか?」

■佐藤和也さん
「新潟明訓は、走攻守で言えば投手陣さえ安定すれば最有力だと思います。」

■大石悠貴アナウンサー
「春の王者ですからね。その中で先ほど話にありましたが、左投手というところでAブロックの中での左投手の注目選手はいますでしょうか?」

■佐藤和也さん
「加茂暁星・矢能くんが筆頭だと思います。矢能くんは非常にコントロールが良くて、ここぞの場面での力を発揮するんですよね。対戦校は、矢能くんのその立ち上がりを攻めることができるかどうか、ここがカギになると思います。」

―――【Bブロック】
第5シードは『新潟県央工業』が入りました。強豪私立の『北越』、新監督率いる公立の『六日町』など好投手を擁するチームがそろっています。そして、春のセンバツ甲子園に出場した『日本文理』がこのブロック、第4シードに入りました。

(Q.Bブロックの注目は『日本文理』でしょうか?)
■佐藤和也さん
「日本文理を軸にして新潟県央工、それから北越、六日町が激しく競り合いながら挑戦していくというブロックですよね。」

■大石悠貴アナウンサー
「日本文理は、どういったところに注目していますか?」

■佐藤和也さん
「日本文理は、センバツでの実績そういうものもありますけど、春の大会を見ていると投手が染谷くんだけではなくて、有田くんという新しいエース番号をつけた選手が出てきたんですね。」

■大石悠貴アナウンサー
「春の県大会ではエースナンバーを背負ったのは有田くん。」

■佐藤和也さん
「そうなんです。ただ、その2人とも同じタイプのように思うんですよね。」

■大石悠貴アナウンサー
「右のオーバースローというところであると。」

■佐藤和也さん
「左ピッチャーと右ピッチャーとか、アンダースローとオーバースローとか、そういう形で助け合ってやるんですけど。この2人は同じタイプなのでライバルのような気持ちでやっていて、そして片方がいいピッチングしたら『負けるか』という、そういうのも楽しみ。」

■大石悠貴アナウンサー
「なるほど、同じタイプだからこそ切磋琢磨して実力を上げていくようなそういった戦い方が日本文理はできれば。」

■佐藤和也さん
「かなりおもしろいと思いますね。」

―――【Cブロック】
第2シードには春準優勝の『新潟産大附属』が入りましたが、初戦で注目投手を擁する『柏崎』と対戦することになりました。初戦注目のカードです。

ほかには『連合チーム』や『新潟南』『新潟工業』など、甲子園出場経験のある公立校が入りました。第5シードは、秋・春ともにベスト8の『新発田中央』となっています。

(Q.注目は、佐藤池球場が盛り上がりそうな初戦のカード『新潟産大附属』と『柏崎』でしょうか?)
■佐藤和也さん
「なんといってもその一戦ですよね。産大附属は2年連続の決勝進出を果たしていて、この春も準優勝でここ近年力をつけています。他の強豪と肩を完全に並べるところまで来てると思うんですよね。なので、この夏は大事だと思っていると思うんですね。また、柏崎が飛田くんという本当にいいピッチャーがいるんですよね。同じ柏崎同士、それもあの佐藤池球場で相当燃えているんだろうと思うんですよね。」

■大石悠貴アナウンサー
「今大会、注目のこの飛田投手はどんな印象を持たれていますか?」

■佐藤和也さん
「真っ向から投げ下ろす本格派のピッチャーなんですけど、春はちょっと調子を落としていて球威がなかった。どこまで調整して戻ってくるか楽しみですね。」

―――【Dブロック】
第5シードには、センバツ甲子園に出場した『帝京長岡』が入りました。そして、初戦は『長岡』。このカードも注目です。

『佐渡総合』と『三条東』の試合が今大会の開幕戦となります。さらに初戦注目のカードが、3年前の王者『東京学館新潟』と2025年の優勝校『中越』が初戦で激突します。

(Q.野球の神様のいたずらかなと思ってしまう初戦のカードが続きましたが、注目はどうですか?)
■佐藤和也さん
「センバツ出場の帝京長岡、それから昨夏代表の中越。この2校が一番最優力でこのブロックの中心になります。しかし、長岡・東京学館新潟の両校とも調子は上がっていると思うので、非常におもしろい戦いになるんじゃないかなと思うんですけどね。」

■大石悠貴アナウンサー
「今年の帝京長岡には、どんな印象を持たれていますでしょうか?」

■佐藤和也さん
「走塁は全国レベルですし、攻撃も非常にいい。あとは投手力ですよね。どこまで整備されているか、ここにかかっていると思うんですけども。これは中越も同じなんですね。中越も最後どのくらいピッチャーが整備されているかにかかっているような気がするんですよね。」

■大石悠貴アナウンサー
「そうなると帝京長岡と中越のピッチャー陣というところが一つポイントになる。」

■佐藤和也さん
「ここがカギになるんですけど、両校とも初戦をどれだけその集中して戦えるか。先を見ないでまずその一つ目の戦いをやれるかどうかにかかってくる気がしますね。」

―――
さて、ここまで佐藤さんに詳しく解説いただきました。

■岡拓哉アナウンサー
「今年は、センバツに日本文理・帝京長岡が出て盛り上がりましたが、県大会でいうと去年の夏は中越、今年の春は新潟明訓。全体を見て印象はいかがですか?」

■佐藤和也さん
「それはもう全体を見て全く分かりません。ただ、産大附属を入れた5校、ここが中心なことはわかっている。ただそこを破ったチームがこの大会のジョーカーっていうかダークホース。もう絶対にそこが大会を盛り上げてくれるような気がするので、その対戦相手に期待したいという気持ちもあります。」

■岡拓哉アナウンサー
「例年以上に好投手も多い夏ですよね。」

■佐藤和也さん
「好投手が多いですね。あの公立にとくに目立ってますよね。投手力は非常に上がっているので、それを打ち崩す攻撃力がこの夏期待されますよね。」

最後に、夢舞台を目指して戦う球児にメッセージをお願いします。

■佐藤和也さん
「一つでも多く勝って、最高の思い出をつくってほしい思いです。」