手作り衣装でファッションショー、高齢女性が輝く農村生活 中国江西省

【新華社南昌6月29日】中国江西省吉安市峡江県廟口村でこのほど、平均年齢が70歳を上回る地元女性11人が開いた「豊作ファッションショー」がライブ配信され、約10万人の視聴者を集めた。高齢女性たちがビニール製の大型袋をリメークした衣装や唐辛子をつなぎ合わせたネックレス、毛糸で編まれたササゲの肩飾りなどを身に着け、あぜ道のランウエーを歩いたショーの舞台裏には、動画撮影を担当しているアトリエ講師、謝愛蓮(しゃ・あいれん)さん(49)と母親の6年以上にわたる心温まる物語がある。
謝さんの母、曾素珍(そう・そしん)さんは2020年に夫が亡くなるとふさぎ込むようになった。ある時、スマートフォンのショート動画を見た母が笑顔になることに気付いた謝さんは、母と友人の高齢女性たちにリップシンク(口パク)動画の撮影を提案した。メンバーは最年長が90歳、最年少が62歳で、6年間に制作された動画は1600本以上を数え、リップシンクからダンス、寸劇、さらにファッションショーへと進化してきた。

今では地元の有名インフルエンサーになった高齢者たちは、自らウィッグや旗袍(チーパオ、チャイナドレス)を用意し、化粧も覚え、見違えるほど生き生きとした表情に変わった。
高齢者たちのはつらつとした姿は、出稼ぎで遠方にいる子どもたちにも安心感を与えている。謝さんは、村のほかの高齢者や男性も参加することを願っており、「これからも撮影を続け、農村の高齢者の暮らしをより彩り豊かにしたい」と語った。(記者/程迪)







