新入幕を果たし、会見した一意 (カメラ・越川 亙)

写真拡大

 日本相撲協会は29日、大相撲名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)の新番付を発表した。日大出身で24歳の一意(かずま、木瀬)が新入幕を果たし、IGアリーナで会見に臨んだ。

 2024年名古屋場所で幕下最下位格付け出しでデビューしたが、同場所中に右膝を負傷し、5場所連続休場で序ノ口に転落した。「地獄を見た。けがをした当初は関取になるとか何も考えられなかった」。前向きになれない時期もあったが、師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)の「今この瞬間を大事」という言葉を胸に再起。先場所は12勝3敗で十両優勝するなど、十両を3場所で通過した。

 大けがを乗り越え、「雲の上の存在」だったという幕内に自身のしこ名が載った。番付表を手に「自分の名前が一番上に載っていたので、ちょっと思うものがあった」と感慨にふけった。 日大同期で新小結の義ノ富士(伊勢ケ浜)と同じ幕内の舞台に立つ。「大学時代から同じ寮でキャプテンと(自身が)副キャプテン。2人で切磋琢磨しながら稽古もして、一年生からずっとレギュラーに入っていたので、いまだに刺激し合っている。対戦できればいい」。番付上、名古屋場所での初顔合わせの実現には白星を大きく伸ばすことが求められる。「目の前の一番に集中して、持ち味の前に出る相撲を取っていきたい」と力を込めた。