伊豆シャボテン動物公園で5月29日、ヴァレーブラックノーズシープ(クロハナヒツジ)の赤ちゃん2頭(オス・メス各1頭)が誕生した。また、ワオキツネザルにも5月2日に1頭、同月17日には双子の赤ちゃんが誕生している。

ヴァレーブラックノーズシープとワオキツネザルの赤ちゃんが誕生

○「世界一可愛いヒツジ」の赤ちゃんが誕生

ヴァレーブラックノーズシープ(クロハナヒツジ)は、スイスの山岳地帯でのみ飼育されていた数少ないヒツジで、近年は他の国や地域でも飼育されるようになった。顔と耳、足先は黒い毛をしているが、それ以外は美しくウェーブした白い体毛で覆われており、「世界一可愛いヒツジ」とも称されている。長い体毛は厳しい気候にも耐えることができ、丈夫であることから繊維として重宝されてきた。

ヴァレーブラックノーズシープ

同園のヴァレーブラックノーズシープは、今回生まれた赤ちゃんを含めて計6頭が、ラマやロバ、マンクスロフタンヒツジなどが暮らす緑あふれる牧場のようなエリアの一角で生活している。2頭の赤ちゃんは、父「リー」と母「シン」とともに過ごしており、母親のあとについて歩き回ったり、授乳したりといった仲睦まじい様子を間近で観察できる。

ウェーブした白い体毛がかわいい

親子でのんびり過ごしている

なかよく成長中

○ワオキツネザルの赤ちゃん3頭も順調に成長

ワオキツネザルは、メスが優位の20頭近くの群れを作り、日中は主に地上で生活している。身体的な特徴である長い尾は、黒と白の帯が交互に重なり輪状に見えることから、輪尾(ワオ)キツネザルと呼ばれている。同園では秋から初冬にかけて繁殖期を迎え、妊娠期間は約135日で、母親は一度に1〜2頭の子を産む。赤ちゃんは生後2〜3週間ほどで母親の背に乗るようになり、約1カ月で大人と同じものを口にし始める。

ワオキツネザル

同園では、アニマルボートツアーズのワオキツネザルの島で暮らす母「サワー」に1頭の赤ちゃんが誕生し、そのおよそ2週間後には何度も子育てを経験しているベテランの母「バオシー」にも2頭の赤ちゃんが誕生した。5月2日生まれの赤ちゃんは、母親に抱かれて過ごすこともあるが、最近では背中に回って“おんぶ"の態勢をとるようになってきたという。5月17日生まれの双子は、母親のお腹にしっかりとしがみつき、眠ったり授乳したりする愛らしい様子を見せながら順調に成長している。

背中に回って"おんぶ"の態勢

まだまだ幼い愛らしい赤ちゃんたち

順調に成長中