ランドセルが「床置きされる家」の共通点3つ。子どもが片付け下手なわけではなかった
いつの間にかランドセルが床に放りっぱなしになっていませんか。「置き場所が、子どもにとって戻しにくい場所でないかを見直しました」というのは、整理収納アドバイザー1級で2児の母のおまいさん。ランドセル置き場が定着しない家の共通点と、無理なく整うアイデアを、たくさんの片付けサポートをしてきた経験をもとに紹介します。

1:ランドセル置き場が遠い

片付けサポートをしていて、ランドセルが床置きされがちなご家庭に多いのが、子どもが家に帰ったときに自然と通るルートに置き場所がないケースです。
たとえば、子どもがリビングで宿題をするなら、ランドセルがリビングから遠いところにあると持ち運ぶ手間がかかります。大人からすれば小さなことでも、子どもには意外と大きな負担。面倒だからいったん床に置く、イスに置く、そのまま別のことを始める…そのようにあとまわしになりがちです。
つまり、床置きが増えるのは片付ける気がないからではなく、「子どもたちの動線と収納場所がつながっていない」から。大人でも子どもでも、ちょっと面倒だと感じることは続けにくいですよね。
●ランドセルは1階のダイニング脇が定位置
ちなみに、わが家は玄関からすぐにリビングやダイニングに続く、2階建て(5LDK)の間取り。子ども部屋は2階にありますが、よく1階のダイニングテーブルで宿題をすませているので、ランドセル置き場もテーブルの横にしています。
まずは玄関からリビング、ダイニングまでにちょうどよいスペースがあるかを見直してみるのがおすすめです。
2:ランドセルを置く位置が高すぎる

親はつい、部屋がすっきりして見える棚やフックをランドセル置き場に選びがち。しかしランドセルは思った以上に重いもの。子どもにとっては、棚に乗せたり、肩くらいの高さまで上げてかけたりするのは大変です。
そこでわが家はイスをランドセル置き場がわりにしています。イスの脚の長さは約45cmで、これなら子どもが背負ったままでもドサッと下ろしやすい高さです。
●イスの下にカゴも用意
さらにイスの下にはカゴを置き、アウターなどを入れるスペースに。ハンガーにかけるよりも動作が少ないので、子どもも片付けやすくなりました。部屋がきれいに見えることよりも、子どもがラクに置ける高さを優先した方が、置き場所が定着しやすくなりました。
3:プリント・図工作品の行き先が決まっていない

ランドセル収納を考えるときは、中から出したものの行き先までセットで考えると快適です。わが家では、保護者向けの手紙はダイニングテーブルに置いてもらうようにしています。
●プリントもイス下のカゴにしまう
また、プリント類も子どもによって合う管理方法を変えています。娘は見返さずに手放すタイプですが、息子は「がんばった思い出」としてしばらく残しておきたいタイプ。息子は、カゴに入れたクリアファイルに、残したいプリントをしまうようにしています。
また、学童保育に通っていると、折り紙やぬり絵、工作物などを持ち帰ることもありますよね。そんなときも、箱やファイルケースを近くにひとつ置いておくと便利です。ランドセルの中に入れっぱなしにするのではなく、一度そこへ移す。それだけで中身がごちゃつきにくくなり、テーブルや床も散らかりにくくなりました。
「片付けなさい」という前に、置き場を見直す

ランドセルがあちこちに放られていると「うちの子は片付けが苦手だから」と考えてしまいがち。しかし実際は、本人の性格よりも「置き場所との相性」が明暗を分けているかもしれません。
・置きやすい動線にあるか
・無理なく下ろせる高さか
・プリントや作品など、中から出したものの行き先まで決まっているか
まずはそこを見直してよかったです。そのうえで、どこなら置きやすいか、戻しにくいかを子どもに聞きながら、少しずつ調整していくとよいと思います。
親がひとりで収納を決めるのではなく、子どもが毎日無理なく片付けられる形を一緒に探していくことが、きれいな家への近道かもしれません。
