ブロッコリーが「指定野菜」に 52年ぶり、食卓の強い味方へ プロ直伝の“タイパ”レシピ紹介
4月から新たに「ブロッコリー」が、国認定の指定野菜に選ばれました。52年ぶりに追加され、私たちの食卓はどう変わるのでしょうか?産地の声や、野菜ソムリエが教える簡単レシピなど、ブロッコリーの最新事情を取材しました。
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スーパーも歓迎
指定野菜とは、供給量と価格の両面で安定的に家庭へ届けられるよう国が後押しする制度です。
農林水産省によりますと、1人当たりのブロッコリー購入数量は2022年までの32年間で、およそ3倍に増加。健康志向の高まりを背景に、ジャガイモ以来、52年ぶりに追加されました。
指定野菜になったことで、想定外の豊作で価格が下がった場合、生産者が補填を受けられ、消費者は安定した値段で買えるようになります。
スーパー・サンライフ メロン店 青山紘道店長:
「供給量と価格の安定は、仕入れる店側からしても安く仕入れて、安くお客様に販売できることが一番良い。消費者や生産農家の皆さんにとっては、メリットがあると思うので、すごく良いことだと思います」
「ブロッコリーは育てやすい」
宇佐市橋津にある農事組合法人「よりもの郷」では、ビニールハウスと露地で年間およそ500キロのブロッコリーを出荷しています。「よりもの郷」は主に米、麦、大豆を手がけていますが、作業が少なくなる冬場に合わせてブロッコリーを栽培しています。
よりもの郷・松本隆理事:
「ブロッコリーは割と育てやすいです。ハウスは特にそうですね。10年作ってきていますから、指定野菜に選ばれたことはうれしいです」
ビニールハウスで育てるブロッコリーは、室内を暖房で温める必要がなく、寒さや霜にも強い野菜です。一方で、天候により成長が進み、出荷量が一気に増えると価格が大きく下がるため、安定が必要だといいます。
よりもの郷・松本隆理事:
「ある程度見合った価格に上げないと、赤字になる可能性があります。みなさんにいっぱいブロッコリーを食べてもらいたいと思います」
プロ直伝の10分レシピ
ブロッコリーは茹でてマヨネーズをつけて食べるというのが一般的ですが、おすすめの調理法を料理研究家で野菜ソムリエの坂本薫さんに聞きました。
坂本さん:
「本場イタリアでは、くたくたに煮る料理が確立しています。日本ではちょっと硬めを好むので1回茹でます。筋肉を鍛えている人は塩だけでという人も多いです」
おすすめは「ブロッコリーのポタージュ」です。にんにく・玉ねぎ・じゃがいも・ベーコンをオリーブオイルで炒めてから、生のブロッコリーを鍋に入れます。
坂本さん:
「ブロッコリーはすぐに火が通るので、あとは豆乳や調味料を入れていきます。牛乳でもOKです」
コンソメ・塩・バターを入れて5分ほど煮込めば完成です。わずか10分ほどでできあがる簡単ブロッコリー料理です。
坂本さん:
「ブロッコリーはレモンよりもビタミンCが豊富です。栄養面でも効率よくとれるし、味もいろんな具材の良さを消すことなく、ブロッコリーだけで主役になれます」
ブロッコリーと一緒にクリームチーズを包む春巻きもおすすめの一つです。4月から新たに指定野菜に選ばれたブロッコリー。食卓に登場する場面も増えていきそうです。
