Nintendo Switch 2、史上最速で販売台数1000万台超え
ここまでの大ヒットになるとは、任天堂でさえ想定していなかったようです。今年6月に発売されたNintendo Switch 2の販売台数が、全世界で累計1000万台を超えました。
任天堂のような巨大企業がさらに利益を積み上げたからといって何になるのか、と思う人もいるでしょう。しかし同社は、従来のやり方が依然として有効であり、そして開発者はSwitch 2の限られたハードウェアに合わせてゲームを設計する必要があることを業界に証明したわけです。
Switch 2が絶好調
2025年10月4日に発表された最新の決算報告によると、9月末までの約4ヶ月間でSwitch 2の販売台数は約1036万台にも上りました。これは同社史上最速の勢いです。この結果を受けて、2026年3月期の販売数量の予想は、当初の1500万台から1900万台に引き上げられます。
またハードのみならず、ゲームソフトの売れ行きも好調です。ソフトの販売想定本数は、300万本増の4800万本を見込んでいます。
資料によると、『マリオカート ワールド』の販売本数は957万本(そのうち810万本はSwitch2本体セット)、『ドンキーコング バナンザ』は349万本を記録しました。10月に発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』の合計売上本数は不明ですが、発売初週で580万本を売り上げ、既に成功を収めています。サードパーティ製タイトルを合わせると、Switch 2ソフトの当中期間における合計販売本数は2062万本となります。
なお、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』などのSwitch 2対応オリジナルタイトルの購入者数や、 『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』などのSwitch 2対応アップグレードパックがこれらの数字に含まれているかどうかについては、具体的な数字を公表していません。
ゲーマーは物理ソフトを好む傾向
さらに資料では、パッケージ版ゲームとソフトウェアの売上に関して興味深い情報が明かされています。上半期のデジタル版の売上は、前年比で2.8%減少しました。プレイヤーの関心は、実際に所有できるパッケージ版の物理ソフトの購入により向いているようです。
アナリスト企業Circanaのデータによると、 Switch 2版の『サイバーパンク2077』の売上の75%以上は、パッケージ版ゲームカード付きでした。開発元のCD Projekt Redによると、本作はサードパーティ製ゲームの中で最も売れているタイトルの一つとのことです。
また、Xboxのハードウェアの売上は過去1年間着実に減少しており、次世代Xboxコンソールが発売されるまで状況は変わらないでしょう。Xboxは今年、コンソールの価格を2回引き上げました。現在、光ディスクドライブを搭載した標準の「Xbox Series X」は税込み8万7980円と、発売時よりも1万円以上高くなりました。
ソニーもPlayStation 5の価格を550ドルに値上げしました。任天堂と同様に、ソニーの販売数は増加傾向にあり、前年比で約2%増加しています。しかし、PS5は2021年の1周年までに約1900万台を販売しましたが、最初の5か月で出荷台数は約780万台にしか達しませんでした。現在、Switch 2の売り上げは、PS5を上回る見込みです。
Switch 2向けに開発するのには十分な理由がある
XboxやPS5など5万円を超える価格帯のゲーム機と比較しても、スペック的には競合機に劣るように思えるものの、Switch 2は爆発的な人気を誇っています。『サイバーパンク2077』と『スター・ウォーズ 無法者たち』に携わった開発者たちは、無駄な環境ディテールを削除し、消費電力を抑えつつもSwitch 2で快適に動作するように、ゲームをフォーマットすることに時間を費やしました。
また、Gearboxの『ボーダーランズ4』は、発売当初はほぼすべてのシステムで動作が芳しくなく、 “可能な限り最高の体験を提供する”ため、Switch 2での発売が無期限に延期されました。FromSoftwareも『ELDEN RING Tarnished Edition』の発売を、“パフォーマンス調整のため”2026年まで延期しています。
XboxとPlayStationの独占タイトルが過去のものとなるオープンな市場へと移行する一方で、より安価なゲーム機と、他にはないゲームで他社を圧倒する任天堂。Switch 2の一人勝ちが今後の続くのでしょうか。
Source: 任天堂

