同点OGを演出したFW中村(C)日刊ゲンダイ

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 2026年北中米W杯のアジア最終予選は4試合を消化し、C組の日本代表は3勝1分け、勝ち点10で首位を独走している。

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 そんな森保J絶好調のウラで日本サッカー協会(JFA)関係者が頭を抱えている。

 W杯アジア出場枠が最大9カ国とほぼ倍増になったこともあり、最終予選ならではの「勝てば天国・負ければ地獄」の張り詰めた緊張感に欠け、森保Jへの関心度が今ひとつというのである。

「それでも地元開催のオーストラリア戦(15日)は、テレビ朝日系列が放送して関東地区の平均世帯視聴率18.5%、個人平均視聴率11.8%をマーク。全日(午前6時〜翌日午前0時)、ゴールデン(午後7時〜午後10時)、プライム(午後7時〜午後11時)の全カテゴリーでトップの数字だった。局内では『サッカーの日本代表、なかなか数字を持ってるねぇ〜』と喜びの声が挙がっていた」(放送関係者)

 もっとも、これが敵地戦となると旗色が悪くなる。地上波で放送するテレビ局はなく、映像配信サービスのDAZNと契約して視聴するしかない。そのため、サッカーが話題に上らなくなるのだ。

「たとえば10日のサウジとの敵地戦は、日本時間午前3時のキックオフだった。高視聴率は望めないし、スポンサーも集まりにくい。地上波が撤退するのも分かるが、地上波なしの影響が甚大なのです。試合自体の中継もさることながら、テレビ局は視聴率を上げるために何日も前からニュース番組などで関連情報を流し、前宣伝に務めるので一般の関心度もグンと高まるのです……」(前出関係者) 

 W杯本大会出場が最優先とはいえ、JFAも悩みが尽きない――。

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 そんな森保Jで、W杯本番に「背番号10」を付けるのは誰か。現時点で候補は3人。実力は拮抗していて、これから競争が激化していくとみられる。いま、チームで何が起きているのか。

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