町田へ見解を示した川淵氏(左)と鄭大世氏(右)。写真:金子拓弥/梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 元北朝鮮代表でFC町田ゼルビアOBの鄭大世氏が、川淵三郎氏の投稿に反応した。

 Jリーグの初代チェアマンで日本サッカー協会の元会長である川淵氏は、10月16日に自身のXを更新。町田がSNSでの誹謗中傷に対して刑事告訴に踏み切った件に触れ、次のように綴った。

「町田セルビアへの悪質な誹謗中傷に対する告訴をテレビ報道で知って愕然とした。自分自身もそうだけど少々の悪口雑言は我慢している。しかし町田に浴びせられた長きにわたる誹謗中傷は我慢の限界を超えたものに違いない。サッカー界全体を貶めるものだ。怒り心頭に発する。町田優勝目指して頑張ろう!」

 ただその後、「僕へのリツイートを見て、ああこう言うことかと思った。この延長線上なんだ!」と再びポスト。こう補足した。

「確かにPKの時ボールに水をかけるなんて明らかに非紳士的行為で見ていて不愉快に感じた。審判がボールを変えるだけでは無く直ちにイエローカードを出すべきだった。でもレフェリーがカードを出さないプレーは許容範囲であるはず。その前提で何が問題かを見極めることが必要なんだろうね」
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 2021年から2年間町田でプレーし、40歳の現在はメディア出演など多方面で活躍する鄭大世氏は、この「確かにPKの時ボールに水を」から始まる3つ目の投稿に反応。「典型的な『出る杭打ち』です。早く出過ぎて打たれないくいになってほしいので今季優勝してほしいです。少し遠のいてしまいましたが。。」とコメントを寄せた。

 J1初昇格ながら快進撃を続け、優勝争いを牽引していた町田だが、ここにきて失速。残り5試合の時点で首位のサンフレッチェ広島と勝点6差の3位となっている。苦難を乗り越え、逆転優勝を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部