聖地ウェンブリーでの敗戦 暫定監督のカーズリー氏「完全に僕のアイデアだった」
現地時間10日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグB・グループ2の第3節が行われ、イングランドはギリシャと対戦した。
ここまで2連勝同士となった両チームの対戦。試合は前半を0−0のまま折り返すと、迎えた後半、49分にギリシャのFWヴァンゲリス・パヴリディスが先制点を挙げる。その後なかなかギリシャの守備を崩せずにいたイングランドだったが、87分にFWオリー・ワトキンスからの折り返しボールをMFジュード・ベリンガムがダイレクトで決めて同点に追いつく。しかし、後半アディショナルタイムに先制点を挙げたパヴリディスが再びゴールを決めてギリシャが追加点。これが決勝ゴールとなり1−2で敗戦。聖地ウェンブリーでの敗戦となった。
『BBC』は今回の結果を受け「カーズリーはイングランド代表の座が自分のものになることは当然だと考えていないことを明らかにした」と報道。当人は試合後のインタビューにて「最後のキャンプの後、『仕事は僕のものだ 』とか 『失うのは僕のものだ 』とか、そういう話が出たのには驚いたよ。僕の使命は最初から明確だった。あと3試合残っているし、うまくいけばU-21代表に戻れるかもしれない。ほとんど影響はない」と自身がA代表の監督をそのまま引き継ぐ可能性を否定し、あくまでも暫定監督として残りの試合を率いる予定であることを明かした。
また今回の試合について「何か違うことをやってみようということだった。完全に僕のアイデアだった」と新たな試みを行った上での敗戦だったと言及。「どのように見えるか、どのように組み立てられるか、どのように感じられるか、長い間一生懸命考えた。でも何か違うことを試す機会があることを否定すべきではないと思う。昨日も20分ほど試してみたが、うまくいかなかった。残念だがまたトライしていかないといけない」と語った。
暫定監督の下で初黒星となったイングランドは現地時間13日にアウェイでフィンランドと対戦する。