自分が75に近づいて初めてわかることがあるものだ、と…（写真：stock.adobe.com）

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気になるニュースや家族のモヤモヤ、日々の生活で感じたさまざまな思いや誰かに聞いてほしい出来事など、読者からの投稿を紹介するWEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」。今回ご紹介するのは、70代の方からの投稿です。自分が若い時、姑に言われたある言葉。自分が70代になって思うのは――。

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人には言えない私の懺悔

姑が75歳の時、「私は無理しているから長生きできんと思う」と言い放った。

当時30代の私は、「え〜、75年も生きて、十分長生きだよ。いったいいつまで生きるつもりだよ」と心の中で思った。

そして30年後、私は今、その時の姑の歳に近づいている。

現在の自分は、老人を意識していない。旅行好きなので、まだまだ行きたいところがいっぱいだ。

姑は、小料理屋を営んでいて、とても元気な名物女将だった。

姑とは折り合いが悪かったので、あの時はあんなことを思ってしまったが、自分が75に近づいて初めてわかることがあるものだと、あの時の自分の気持ちを後悔した。