2024年4月にADHDとASDを公表した、ちゃんよたさん

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 プロレスラー、筋トレのパーソナルトレーナー、そしてセクシー女優として活躍中の、ちゃんよた(@sym_yok)。
 前編で語られた、ちゃんよたが筋トレに目覚めたきっかけやセクシー女優、パーソナルトレーナー、プロレスラーと活動の範囲を広げていった経緯。そのバイタリティに圧倒されながら話を聞いていくと、さらに驚きのジャンルへのチャレンジが発覚!

 最近になって告白された「発達障害」の話や、中高年が悩みがちな「夜の生活」へのアドバイス、さらに「セクシー女優表に出るな」という意見に対して、複数の形で世の中から注目される、ちゃんよたならではの回答も語ってもらいました!

◆セクシー女優の面接は「パワポで自己アピール」

――現在のセクシー女優は、ルックス以外になにかしら個性が求められている、と言われています。

ちゃんよた:そうですね、私も「かわいいのは当たり前」と言われましたね。私は自分で今の事務所に電話したあとの面接で「筋トレ系の女優さんになりたい」とアピールしました。パワーポイントで「自分の持ち味」とか「今後の将来設計」とか、全部資料にまとめてプレゼンしたんですよ。高専出身でパワーポイントはよく使っていたので、そういう作業が好きなんです。

――最近のセクシー女優さんだと、アイドル活動や歌手、文筆活動などする人が多いですが、あくまでも「セクシー女優」が根っこにある。その点、ちゃんよたさんは「セクシー女優」「プロレスラー」「パーソナルトレーナー」と、それぞれ活動が独立しているように感じているんですが。

ちゃんよた:たしかに、独立していますね。ひとりの自分が3つのことをやっているというより、それぞれの場合でキャラが変わるというか、自分が切り替わっているイメージでやっていますね。

◆「お笑いスクールに通い始めました」

――それって疲れちゃいませんか?

ちゃんよた:疲れますね。でも誰かに強制されたわけじゃなくて、自分が始めたことなんで。

――真面目なんですね。

ちゃんよた:でも真面目なのがイヤすぎて、最近、お笑いスクールに通い始めたんです。芸人になるわけじゃないんですけど、エンターテインメントを学ぼうと思って。

◆発達障害の公表は「同じ悩みを抱えている方に」

――最近、ADHDとASD、発達障害だと診断を受けたことをSNSで報告されていましたね。あえて世間に公表したのはなぜでしょうか。

ちゃんよた:私の場合、警察官時代に「マルチタスクが苦手」「空気が読めない」「暗黙の了解を理解できない」という状態で、心を病んでしまいました。でも同じような悩みを持っている方って、世の中にたくさんいると思うんです。そういった方たちに、ちょっとでも私の経験が参考になれば、と考えました。

――参考になる点とは、具体的には?

ちゃんよた:たぶん発達障害の方って、仕事をちゃんと選ばないと人生でかなり苦労しちゃう、私みたいに心を壊しちゃうと思うんですよ。だから仕事をちゃんと選ぶのが大切だという点ですね。

――発達障害の疑いがあっても、人によっては「検査を受けたくない」という場合もあります。疑いがあったら検査を受けたほうがいいんでしょうか?

ちゃんよた:それは人によるとは思います。症状をすごく気にしていて、少しでも改善したいと考えるなら、検査したほうがいいです。でも自分が気にしていない、自分の個性だと思ってうまく付き合えているなら、検査を受けなくてもいいと思います。とくに仕事が楽しくできているなら、その方が持っている発達障害と仕事がうまく噛みあっているわけですから大丈夫かと。

◆筋トレに出合ってなかったら「ヤバかった」