日本時間9月13日未明にAppleのイベントが開催され、iPhoneとApple Watchの新製品が発表されました。いずれも9月22日に販売開始(iPhoneはすでに9月15日に予約開始)とのことで、発売が楽しみです。各製品の詳しい情報は、マイナビニュースの既報記事をご覧ください。

新しいOSについては本稿執筆時点で、iOS 17は9月19日登場、macOS Sonomaは9月27日登場と発表されています。そこで今回の本記事では、iPhoneとMacの両方を新しいOSで使うと便利な機能、楽しい機能をご紹介します。

なお、本稿執筆時点では新しいOSがまだ公開されていませんので、一部の図はAppleのサイトのスクリーンショットを使用しています。ご了承ください。

○iPhoneのウィジェットにMacからアクセス】

iPhoneのウィジェットの例を、下の図に示しました。ウィジェットはiPhoneのホーム画面に常に表示されていて、アプリの情報などをすぐに確認できます。使いたいウィジェットを自分で選んで、ホーム画面に配置できます。

囲みを付けた部分がウィジェットです。この図はiOS 16です

現行のMacのOSであるmacOS Venturaでは、通知センターにウィジェットが表示されています。

macOS Venturaの画面です。メニューバーの右端、日付と時刻の部分をクリックすると通知センターが現れ、ウィジェットがここにあります

macOS Sonomaではデスクトップにウィジェットを配置できるようになり、さらにiPhoneとMacの連係により、近くにある自分のiPhoneのウィジェットもMacのデスクトップに配置できます。iPhone版しかないアプリももちろんありますが、ウィジェットを表示する上ではアプリをMacにインストールする必要はないと発表されています。iPhoneだけでなくMacでも、いつでも情報を確認できて便利になりそうですね。

iPhoneのウィジェットもMacのデスクトップに追加できます(図:Appleウェブサイトのスクリーンショット)

ただ、ウィジェットに常に情報が表示されていると気が散って仕事や勉強の妨げになってしまうかもしれません。そこで、アプリのウインドウを開いたときなどにはウィジェットが自動で半透明のようになります。

アプリを使っている間などはウィジェットが背景に溶け込むように表示されます(図:Appleウェブサイトのスクリーンショット)

○ステッカーがiCloudで同期される】

ステッカーとは「メッセージ」アプリなどで利用できる、大きな絵文字、あるいはスタンプのようなものです。

「メッセージ」アプリで使えるステッカーの例です。この図はiOS 16です

iOS 17には、自分が撮った写真からステッカーを作る機能があり、Live Photosを使って動きのあるLiveステッカーも作れます。

そして、ステッカーはiCloudで同期されるので、iPhoneで作ったステッカーをMacの「メッセージ」アプリでも使うことができます。

○AirPodsの切り替えが速くなる】

これまでのOSでも、iPhoneとAirPodsを接続すれば、同じApple IDでサインインしているMacでもAirPodsを使用できます。新しいOSでは、この切り替えが大幅に速くなります。ただしAirPodsやMacの機種による制限があるようなので、OSが正式公開された後にAppleのウェブサイトで確認してください。

【今回の余談】

MacやiPhoneを買い替えなくても、新しいOSにアップデートすると画面の見た目が変わったり、新しい機能が追加されたりして、まるで新しいデバイスを手にしたような、新鮮でワクワクした気持ちになります。新しいOSの公開が楽しみです。それでは次回も、よろしくお願いします。