不倫、略奪婚しました…27歳女性が3年後に受けた「悲惨すぎる天罰」【後編】

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結婚を約束していた彼氏に不満を抱いていた矢先、5歳年上の俊さんと出会い、深い関係になってしまった瑞穂さん。しかし彼は既婚者でした。それでもどうしても諦めきれなかった瑞穂さんは、妻からの略奪を決意。目論見通り、ついに俊さんは離婚し、瑞穂さんとの結婚を約束してくれます。しかしそんな幸せは長く続かなかったのです…。

親からの猛反対を押し切って、不倫相手と結婚

「俊が離婚して1年くらい経った頃、入籍しました。彼が人目を気にしていたために、結婚式は挙げられませんでしたが…。それでも十分幸せでした。

とは言っても、ここまでくるのは決して楽ではなかったんです。特に親を説得するのが大変でした。彼は離婚したばかりで子どももいるので…。親は、不倫からの略奪というのもショックだったようで、『他人を不幸にしておいて、自分が幸せになれるわけがない』と猛反対されましたが、ほぼ強引に押し切って入籍してしまいました」

周囲からさまざまな反応があったものの、瑞穂さんと俊さんは結婚しました。瑞穂さんは毎日のように幸せを噛み締めながら暮らしていたそうです。

「不倫をしている間、ずっと私は2番手でした。でもやっと妻の座を手に入れたんです。彼が私を選んでくれたのが本当に嬉しかったし、達成感で心が満たされていました。

でも、結婚して少し経った頃、会話の流れで『子どもは早めに作りたいな』という話をしたんです。すると彼の反応が微妙で…。『俺はどっちでもいいけど、瑞穂が早く欲しいなら、そうしようか』と言われたんです。『いらない』と言われたわけではないですが、ちょっとモヤモヤしました」

その後も、なかなか子どもを授かることはできませんでした。瑞穂さんはクリニックにも通っていましたが、気がつけば2年以上が経過していたそうです。

夫婦の間に壁ができ始めて…

「だんだん妊活に対して神経質になっていきました。でも一番イライラしたのが、俊があまり協力的じゃないところ。私ばかりが努力していて、彼は全然真剣に向き合ってくれないんです。そもそも彼には前妻との間にすでにひとり子どもがいます。だから私との温度感がかなり違ったようです」

二人は次第にギクシャクし始めました。瑞穂さんが妊活に真剣になればなるほど、俊さんのテンションは下がっていくばかり。次第に帰宅が遅くなり、ついには家に帰らない日も増えていったのです。

「イライラして、ついヒステリックになってしまい、俊に当たり散らしてしまうこともありました。最初の頃はそれでも優しく受け止めてくれていたのですが、だんだん態度が変わっていき、あからさまに冷たくなっていったんです。付き合っていた頃はあんなに優しかったのに、今では別人のようです…」

現在は、結婚してから3年が経過。しかし完全に冷え切った関係になってしまい、かつて燃えるように愛し合った二人の姿はどこにもないのだとか…。ほとんど家に帰らなくなった夫を毎晩のように待ち続け、孤独な日々を過ごしているそうです。

彼を捨てて不倫相手を選んだ過去を後悔

「でも週末には、俊は前妻との間の子どもに会いに行っているようです。結局、どんなに私が頑張っても勝てないし、前の奥さんに対する敗北感を今ごろになって抱くようになりました。悔しいけれど何もできることがないので、本当に辛いです…」

さらに瑞穂さんは、最近あるニュースを知ってショックを受けたのだとか…。

「ビジネス系のWEBメディアの記事を読んでいてたまたま知ったのですが、俊と出会う前に付き合っていた悠人は、立ち上げた会社が軌道に乗って今では大成功しているのだとか。あの時、なぜ彼の言葉を信じようとせずに、冷たく捨ててしまったんでしょうか。あんなに優しくて誠実な男性だったのに、自分はなんて愚かだったんだろうと、後悔しています」

誰かを不幸のどん底に突き落として、代わりに幸せを手に入れても永久に続くものではないのかもしれません。人生は一回限り。後からどんなに悔やんでも、やり直しができないことはたくさんあります。不倫によって、本当に大切なものを失うことだけは避けたいですね。

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取材・文 小泉幸