1938年に開業し、2018年度には1日におよそ22万人の利用があったという、銀座線渋谷駅。

2009年より渋谷駅街区基盤整備に合わせて駅移設工事が行われていましたが、このたび3回目となる線路切替工事およびホーム移設工事を2019年12月27日(金)夜から2020年1月3日(金)早朝にかけて実施、工事後の1月3日始発から新駅舎の供用を開始します。

※諸事情により工事期間が12/28〜1/4に変更となる場合があり、その際は1/4から新駅舎の供用を開始します。

【関連記事】
年末年始6日間、銀座線の渋谷〜表参道駅間と青山一丁目〜溜池山王駅間を運休
https://tetsudo-ch.com/8094683.html
銀座線渋谷駅工事現場へ潜入!
https://tetsudo-ch.com/4883520.html

アーチ構造の新駅舎デザイン、新設備など

東京メトロは10月28日(月)、銀座駅の新駅舎外観・内観デザイン、乗り換え動線や設備、ダイヤ改正等について公開しました。

新駅舎はホーム幅を約6mから約12mに拡幅。多機能トイレなどのバリアフリー設備も整え、明治通り上、渋谷駅東口駅前広場の正面にM型アーチ状フォルムの駅舎が誕生します。

外観は変化し続ける渋谷の近未来的な要素を取り入れつつ、地上から見上げた時に駅舎の圧迫感を感じさせないデザインに。

屋根をアーチ構造にすることで、柱のない広々としたホーム空間を実現。駅舎内の仕上げを白で統一することで、明るい空間を演出しています。

トイレは明治通り側の2階に設置した多機能トイレおよび一般トイレを利用できます。供用開始後2020年度内に、ホーム上にも一般トイレを整備予定。ホームドアの設置、銀座線ホームから地上までのエレベーター設置も同じく2020年度内に行われます。

銀座線と副都心線・東急東横線の乗り換えの際は、明治通り方面改札から渋谷ヒカリエ内のエレベーター及びエスカレーターを経由。銀座線と半蔵門線・東急田園都市線・JR線・京王井の頭線乗り換えは、渋谷スクランブルスクエア方面改札から、乗換通路もしくは現降車ホーム経由で。バリアフリールートとして、渋谷スクランブルスクエア東棟のエレベーターを利用できます。

銀座線ダイヤ改正は供用開始と同時

銀座線渋谷駅新駅舎供用開始となる2020年1月3日(金)から、銀座線では平日、土休日ダイヤにおいて、一部列車の運転時刻を変更するダイヤ改正を実施します。

詳細については別途東京メトロホームページ上で告知があるとのこと。また、諸事情により2020年1月4日(土)に実施される可能性があります。

【参考】第3回線路切替工事・ホーム移設工事について

黄色線:移設前線路形状 赤線:移設後線路形状 赤色:渋谷駅新ホーム 緑色:渋谷駅旧ホーム 黄色:旧ホーム撤去部分

工事期間は先述の通り2019年12月27日(金)〜2020年1月3日(金)。浅草方面行きの線路を北側に、 渋谷方面行きの線路を南側に移設し、 移設により空いたスペースに新しいホームを築造します。 今回の工事終了後、 銀座線渋谷駅は明治通り上空に築造した新ホームの供用を開始します。

移設に向けた事前作業として、 運行に影響がない位置でホーム及び軌道を設置しています。
前半3日間の工事では線路を撤去し、 新しい線路をつなぎます。
後半3日間の工事ではホームを新設し、 列車運行に必要な設備を設置します。

鉄道チャンネル編集部 画像:東京メトロ