「見て盗め」の職人育成はもう古い
社員を担当業務の習熟度や責任の重さによって、六つの等級に分類。各等級で求められる技能などの要件や等級ごとの給与レンジ(幅)を明らかにしている。4級からは職制と技能のマイスターの2コースに分かれる。マイスターコースでは4級がブロンズ、5級はシルバー、6級はゴールドと昇級する。
指導する社員は、人に教えることで自身の技能もマネジメント能力も上がった。熱心な指導により女性2人を含む5人が溶接の資格を取得。これまで現場技能者が職制となってもマネジメント力を発揮しきれないケースがあった。
関口社長は、「技術やノウハウは『背中を見て盗め』という姿勢ではなく、原理原則を理解し人に説明できる技能者を育てる」と話す。技能向上のための練習時間を残業として計上するなど、今後も技能向上の環境作りに努める。
(文=さいたま・石井栞)
