AIに戸惑う労働者、ポジティブな感情はわずか2割
世界と日本を比較したところ、問題意識や取り組みに乖離(かいり)があることが明らかになった。これによると、日本人の労働者の25%(世界平均15%)は、自身が仕事にどのような影響をもたらすかのイメージを持てないことが確認された。
過去1年間にAIとの協働に向けたスキル習得に取り組んだ人の割合は、世界平均83%に対して、日本は46%。AIと協働するために新たなスキルの習得が重要とするのは、世界平均68%に対して日本は24%といずれも世界と日本では乖離があった。
28日に都内で会見したアクセンチュアの宇佐美潤マネジング・ディレクターは日本の今後の動向について「少子高齢化社会の到来で労働力の需給バランスが崩れ、2030年には約900万人の労働力が不足する。AIを活用した生産性向上や不足する労働力をAIで穴埋めするなど、人間とAIとの協働は不可欠だ」と言及。企業に求められる対応策として(1)日本型AI協働モデルを前提とした業務手順の再考(2)人間とAIの協働の効果を最大化するコラボレーションの活性化(3)教育機会やコンテンツの提供―の三つを推奨した。
今回の調査は消費財から金融まで幅広い業種の労働者1万527人、経営者1201人が対象となり、日本人の内訳は各1割程度だった。
