社会人のマネーライフ。毎月給料の何パーセントを貯金している? 最多は3割前後「年間100万円になるように」

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社会人として収入を得たら購買活動のほかにしなければいけないのが貯金です。あっても絶対に困らないのがお金、来るべき必要なときに備えて、社会人の男女は収入に対してどれくらいの割合で貯金しているのか聞いてみました。


Q.毎月給料の何%を貯金していますか?
20%〜40%未満 31.5%
10%〜20%未満 24.0%
0%〜10%未満 19.1%
40%〜60%未満 16.9%
60%〜80%未満 5.2%
80%〜100%未満 3.0%
0.3%


4割を超える人が20%未満を貯金していると回答しました。それぞれの理由を見てみましょう。


■0%〜20%未満
・0%。子供が二人大学に入り、むしろ赤字状態に陥っている(男性/54歳/技術職)
・5%。買いたいものがたくさんあって、なかなか貯金できないから(女性/28歳/営業職)
・3%。生活費の残りが3%位しかない。目標を3%に設定したわけではない(男性/60歳以上/技術職)


生活費を算出してみて、手元に残るお金を貯金に回すとなると、20%未満になるという人が多いようです。生活に無理がない程度の貯金を、と考えている人もいます。


■20%〜40%未満
・30%。残業代はすべて貯金している(女性/21歳/技術職)
・25%。この金額で年間100万の貯金が出来るから(男性/23歳/営業職)


貯金額を明確に定めている人は、だいたい40%未満くらいを貯金している様子。収入にもよりますが、年間100万円程度の目標額だとこのくらいは貯金に回す必要があります。


■40%〜60%未満
・50%。自宅通いなためためられる間にためておきたいと思うから(女性/25歳/専門職)
・50%。マンション購入資金(男性/43歳/技術職)


家賃や住宅ローンの支払いがなければこのくらいは可能かも。独身で実家暮らしの人は給料の半分くらいを目安にしている人が多いようです。


■60%〜80%未満
・60%。給料が低いので、周りよりも多めに貯金しておかないと老後が大変だと思うから(女性/32歳/秘書・アシスタント職)
・70%。生活費を払う以外はすべて貯金しているから(女性/27歳/事務系専門職)


あまり消費しない日常生活を送っている人は、かなりの金額を貯金に回しているようです。備えあれば憂いなし、これだけあれば安心というラインがかなり高く設定されています。


■80%〜100%未満
・80%。極力夫の給料で生活しようと思っているので(女性/27歳/事務系専門職)
・80%。将来の子供の教育資金のため(女性/32歳/その他)


世帯を持っていて、自分以外の収入源がある人は、お小遣い以外をすべて貯金に回すことも可能になります。お子さんがいる家庭では子供の将来のための貯金も必要になります。


貯金は人によって必要な金額が異なるため、一概にこれくらいの収入ならいくら貯金するべき、とは言えません。今の生活を充実させるか、将来の安心のために貯金するかは、それぞれの価値観によりますが、無理のない範囲で毎月一定額を貯金しておけば、いざというときに路頭に迷うことは避けられます。


調査期間:2015/4月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:362件