ウルグアイ代表でのワールドカップ予選に向かう前、ナポリFWエディンソン・カバーニはアタランタ戦でゴール不足の悩みを打ち破った。去就をめぐる質問は、カバーニを悩ませ続けている。もしくは、彼自身が「ナポリに残るのか? 移籍するのか?」と悩んでいるのかもしれない。その答えは、いつも自然に出てくる。「分からない」だ。

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、カバーニが残ると保証した。それは単に、7000万ユーロ(約85億9000万円)という違約金を支払えるクラブはいないと疑っているからだ。だが、カバーニはそう確信していない。ウルグアイ『Observador』で、「サッカーはビジネスだ。ナポリの居心地は良い。サポーターも愛してくれている。でも、サッカーにおいて、どこへ行くかは決して分からないんだ。会長たちにもよるんだよ」と語った。

ナポリでのカバーニはアイドルだ。ゴシップ報道で彼との関係が報じられたステファニア・フンモさんに対するナポリサポーターのリアクションを見るだけで、それは分かるだろう。エディはアンタッチャブル、というわけだ。

これは、ディエゴ・マラドーナに起きたのと、少し似ているだろう。カバーニは「ディエゴが僕と一緒にプレーしてみたかったと言った? 誇らしいことだね。彼は世界で、そして特にナポリで歴史をつくった選手だ。もちろ、僕も、彼と一緒にプレーしてみたかったよ」と話している。

また、カバーニは先日のパラグアイ戦について、「ベンチに座ったことに落胆? 選手が常にプレーしたがるのは普通のことだ。でも、メンバーを選ぶのは(オスカル・)タバレス監督だよ。プレーしなくても、大事なのはチームなんだ」と述べた。

ナポリでの不調については、「数試合でノーゴールだったとしても、それでFWの評価を変えることはできない。僕はずっと冷静だったよ。ゴールはすぐに決まると分かっていたからね。チームが前進したのは、チームメートたちのおかげもあってだよ」と話している。