「イタリアへのノスタルジー? それは決して分からない。ここウクライナで、私はとてもたくさんの勝利を収めてきた。下位にいるチームを引き受けて、良いレベルに引き上げたんだ。5月の終わりに私はフリーになる。可能性があれば、検討するだろう」

かつてインテルなど、イタリアの複数チームで指揮を執った経験があるシャフタール・ドネツクのミルチェア・ルチェスク監督が、『Radio Crc』でこのように語った。ルチェスク監督は、ワルテル・マッツァーリ監督が退任した場合のナポリの次期指揮官候補に挙がっている。

「そういうことについて話すのは正しくない。だが、見たことがないカプリ島を見たいとは思っているよ。イタリアのリーグは常に最も魅力的だった。(アウレリオ・)デ・ラウレンティス会長と話したことはないし、彼のことは知らない。才能ある選手たちはどこにでもいる。だから、シャフタールのようなプロジェクトは、どこででも生まれさせることができるんだ。大事なのは、若手を育てる忍耐を持つことだよ。私がシャフタールでやった素晴らしい仕事に気づいたのは、ナポリだけじゃない」

ルチェスク監督は、ヨーロッパリーグ(EL)で全力を尽くさなかったとして、ナポリを非難している。

「ナポリはもっとやることができたはずだ。特にELではね。この大会は表面的にとらえられており、それは間違っている。欧州の舞台は名誉とお金、人気をもたらすからだ。イタリアのチームが勝つために全力を出さないなんて、あり得ない。私は、イタリアサッカーがもっとスペクタクルになることを望んでいる。すべてのチームに一定のプレーがあるからだ。そして、私はサッカーファンとして、イタリアのリーグはスペインやイングランドのそれよりも好まれるに値すると言っておく」