ビクトリア・プルゼニとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、本拠地サン・パオロで0−3と大敗したナポリ。だが、ワルテル・マッツァーリ監督は諦めていない。21日のセカンドレグを前に、指揮官はこう話している。

「ラウンドを突破するために全力を尽くす。ファーストレグでのダメージから挽回するために、我々は全力を出すよ。すべての選手を招集したのは、この試合をしっかりと戦いたいと思っているからだ。我々は常にそうしてきたし、明日もそうしたい。チームには、95分間全力を出さなければいけないと伝えた。ナポリらしいプレーをすればうまくやれるし、どんな結果も残すことができる」

つまり、ナポリの目標はELでベスト32を上回り、決勝トーナメント2回戦に進むということだ。0−3からの逆転は、ミッション・インポッシブルのようだが…。

「ファーストレグの我々は良くなかった。だが、ビクトリアをたたえる必要もある。彼らは素晴らしいチームだからだ。私は彼らを評価しているし、リスペクトしている。とても運動量が豊富だし、テクニックとフィジカルがあって、非常に優れた指揮官がいるんだ。彼らの組織には賛辞を送りたい。ただ、我々もファーストレグの結果をひっくり返したいと思っているよ。素晴らしい快挙を達成してピッチを去ることができたら、私はとても満足だろう」

もちろん、ナポリはレギュラー陣と異なるメンバーを起用するだろう。

「ウディネーゼのことは考えていない。この試合だけに集中する。今年のELでずっとやってきたように準備するよ。私のカップ戦への考え方は、君らも知っているだろう。メンバーに関してはまだ疑問があり、最後の2回の練習で解決するつもりだ」

MFマレク・ハムシクは欠場となる。

「彼は熱がある。重要なメンバーを欠くね。彼にあった出来事(強盗事件)は、彼本人にもチームにも影響していない。犯罪はサッカーとまったく関係がないことで、残念ながら世界のどこでも巻き込まれることはある」