ユヴェントスが16日のローマ戦で敗れたことは、ナポリの希望につながった。元ナポリのパリ・サンジェルマンFWエセキエル・ラベッシは、ツイッターで「ローマ対ユーヴェ戦を見ている。ラメラはいいね! ナポリ、明日頑張れよ!」とつぶやいている。

ナポリは17日のセリエA第25節でサンプドリアと対戦する。勝てばユヴェントスとの勝ち点差を2に縮めることができる試合だ。ただし、ユヴェントス戦の前に開かれた記者会見で、ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は「彼らがやることに関心はまったくない。我々は自分たちのことだけを、そして後ろにいるチームのことを気にしている」と話していた。

だが、ナポリとユヴェントスの日程の比較について聞かれると、マッツァーリ監督はこのように述べている。

「我々は木曜にヨーロッパリーグ(EL)を戦い、明日の午後にまた試合だ。本当の意味での練習は1度もできずにね。少なくとも夜の試合がよかった。チャンピオンズリーグに出場しているチームは、ELを戦うチームよりも有利なんだよ。我々は月曜夜にウーディネで試合をし、それから金曜にユーヴェとの一戦だ。下らないことで文句を言っている人がいるね。彼らがもっと注意を払えと言うのなら、我々はどうすればいい? 勝利への重圧? 感じていない」

少なくとも3月1日の直接対決まで、騒動は続くかもしれない。一方で、マッツァーリ監督はサンプドリア戦に向けて、選手たちを鼓舞している。

「ラツィオ戦とビクトリア・プルゼニ戦ではアプローチが悪かった。私の責任だ。正しく導けなかったのは明らかだからね。プルゼニ戦のような試合の後だから、最初から最後まで選手たちのリアクションを見たい。こういう風にペースを落としてしまうのは腹が立つ」

「目標を争っていきたいなら、もっとコンスタントにならなければいけないんだ。あらゆる試合、特に欧州での試合では、プロフェッショナルにならなければいけないんだよ。スタジアムの雰囲気が落ち着いていてもね。サンプドリア戦では勝利に強く飢え、相手を攻めるチームが見たい。実際には、常にそれをやれてきていたのだが、直近の試合ではそうではなかった」

「ボローニャに連敗してから、ウチは7試合負けなしだった。だが、超ハイレベルな地位を確立したいのなら、ELのようなブラックアウトを避けなければいけない。腹が立つよ。我々の成長プロセスにもっと時間が必要なのは明らかだ。本当に一定の目標を狙い、安定して大きな目標を目指すなら、テンションを下げることを避けなければいけない」