ラツィオMFエルナネスが9日のセリエA第24節ナポリ戦に出場できることになった。コッパ・イタリア準決勝のユヴェントス戦で頭部を負傷した同選手だが、診察したドクターたちからの許可が下り、ウラジミール・ペトコビッチ監督の配下に戻ったのだ。

エルナネスはヘッドギアを使うことでプレーできる。サポーターが心配していた長期離脱は避けられることになった。FWミロスラフ・クローゼを2カ月も失い、MFクリスティアン・ブロッキも長期離脱となったペトコビッチ監督にとっては朗報だ。

一方、ナポリはすでにローマ入りしている。スクデット争いにおいて重要な一戦で、細部まで準備しなければならないからだ。このため、代表戦から戻った選手たちは、ローマとナポリの間を往復して時間を無駄にしないで済むこととなる。

マイアミでの試合をこなし、8日にローマへ戻ってくるMFパブロ・アルメロとMFフアン・スニガを除いて、ナポリの代表選手たちは7日にイタリアへ戻ってきた。だが、コンディションと集中を取り戻し、万全の状態でラツィオ戦に臨むために、ワルテル・マッツァーリ監督に与えられた時間は48時間だけだ。

代表選手たちの状況はそれぞれ異なる。GKモルガン・デ・サンクティスはベンチに座っていたが、FWエディンソン・カバーニはスペイン対ウルグアイの一戦で70分間プレーした。MFヴァロン・ベーラミとMFギョクハン・インレルはそれぞれスイス代表で45分間プレーし、マケドニア代表FWゴラン・パンデフは62分間プレーしている。スニガ、アルメロ、MFマレク・ハムシク、DFウーゴ・カンパニャーロ、FWロレンツォ・インシーニェはフル出場した。

MFブレリム・ジャマイリは出場停止のため、中盤のセンターはインレルとベーラミになるだろう。手の骨折で手術を受け、ギブス着用が必要だったMFクリスティアン・マッジョも起用できる状態になった。守備ではカンパニャーロとDFミゲル・ブリートスが出場停止から復帰し、一方で新加入のDFロランドはコンディションが良くなっているものの、もう少し時間が必要だ。