未来はもちろん重要だ。だが、現在はもっと重要であり、そしてまた、もっと素晴らしい。以前からトップを目指すナポリFWエディンソン・カバーニは、気をそらしたくないと望んでいる。誘われるのは、決して悪くない。むしろ、助けにもなる。だが、より良い未来をつくるには、今を生きるしかないのだ。

カバーニは『ラジオ・マルカ』で、「今の僕はナポリで素晴らしい瞬間を過ごしている。イタリア王者になるために争っているチームのことを毎日考えながら、続けていきたいと思っている」と語った。

何よりもスクデットだ。カバーニは「僕の未来? 成長を続けることがプロジェクトだ。でも、今はナポリのことだけを考えている。そして、夢を実現させたいと願っているよ」とコメントしている。

レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン…ヨーロッパのビッグクラブの間では、彼をめぐる争奪戦がすでに始まっている。契約解除金は以前と同じ、6300万ユーロ(約79億6000万円)。アーセナルからの攻撃を止めたアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が明かした数字だ。だが、ミーノ・ライオラ代理人は、夏にどこかのクラブがその金額を支払うだろうと言っている。

カバーニは『ラジオ・マルカ』のインタビューで、「世界最高のストライカー? クリスティアーノ・ロナウド、(ラダメル・)ファルカオ、(リオネル・)メッシだ」と話した。スクデット獲得という夢をかなえる前ではないだろうが、将来的にこの3人のうちの誰かが、カバーニのパートナーとなるのだろうか。