ナポリは13日のセリエA第20節で、パレルモにホームで3−0と勝利した。前半途中に4分間で2得点を奪ったおかげで、難しくなっていた試合を物にした形だ。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、次のように話している。

「最初は苦しんだ。それからはうまくいくようになったね。後半はよくやった。メンタルと戦術、どちらの問題か? 戦術の問題でもある。(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニはとても良い指揮官だ。彼は我々のプレーを知っていた。(ナポリからパレルモへ移籍したサルヴァトーレ・)アロニカや(アンドレア・)ドッセーナもね。サイドで苦しめられたよ」

「うまくいかないときは、ベンチの方を見る必要がある。だが、ウチの選手たちはそれをしなかった。この点についても学ぶ必要がある。何をしなければいけないかを説明するのに、先制点が決まった後の中断まで待たなければいけなかった。だから、ビハインドを背負う怖れもあったんだ」

17日にはDFパオロ・カンナヴァーロやDFジャンルカ・グラーヴァへの出場停止、ナポリに対する勝ち点2の減点処分について、控訴審が裁決を明かす予定だ。2ポイントの減点がなくなれば、ナポリは首位ユヴェントスと勝ち点3差になる。

「私は当人だから、(減点処分が)撤回されるように願っている。我々は犠牲者であり、罰せられるに値しない。処分は正しくないよ。ユーヴェの停滞を予想していたか? 我々とユーヴェ、そしてラツィオは、素晴らしいことをやっていると思う。我々は去年より13ポイント多く手にしている。(ウラジミール・)ペトコビッチが言っていたように、勝負は最後に出るものだ」

カバーニは100ゴール目を決めることができなかった。

「私が関心あるのは勝つことだ。もちろん、カバーニがゴールを決めたら最高だろう。今日は3−0になってから、チームが彼にゴールを決めさせようとした。彼が得点王争いのトップにいれば、全員がハッピーだからだ。だが、それはチームの結果の次でなければいけない。我々は本当に出だしが悪かったし、選手たちに怒ったよ。後半になってからは、守備や集中を取り戻した」