元イタリア代表のファビオ・カンナヴァーロが、クリスマスと「カンナヴァーロ・フェッラーラ」基金のチャリティーイベントのために戻ってきた。カンナヴァーロは、弟のパオロが八百長告発義務違反で6カ月の出場停止処分を科されたことに抗議している。

「彼がこの話に巻き込まれたのはすごく残念だ。スキャンダルだらけのこのサッカー界において、彼は珍しい存在なんだ。残念ながら、改革すべきスポーツ法によって代償を払うことになった」

「僕は2つのスクデットを奪われたから、こういうときにどう感じるかをよく知っている。不正義の犠牲者だと感じるからだ。それに、勝ち点2が減点されたのは理論上で自分の責任でもあり、パオロはキャプテンとしてその重みも感じている」

「今後の裁判で真実が明らかになることを願っている。僕は彼のためにも、(ジャンルカ・)グラーヴァのためにも、そうなることを望んでいるよ。街が彼のそばにいてくれたのはうれしいね。サポーターたちは連帯のメッセージを彼の車に残しているんだ。弟は堂々とここから抜け出すはずだよ」

ナポリのリーグ戦について、カンナヴァーロはこのようにコメントしている。

「ユヴェントスは別のレベルにある。でも、ナポリはユヴェントスを苦しめられると思われた。監督の今後に関するうわさや、このパオロの問題、契約延長が実現しなかったことなどが、最近の結果に影響したんだ。こういうことはシーズンの最初に解決しなければいけない。そうじゃないと影響するんだよ」