16日のセリエA第17節でボローニャと対戦するナポリ。DFパオロ・カンナヴァーロとDFジャンルカ・グラーヴァに出場停止が、クラブに1ポイントの減点がサッカー連盟検察から求刑され、ステファノ・ピオリ監督との対戦がタブーになっている(ここ4試合で勝ち点10を献上)が、ワルテル・マッツァーリ監督は次のように話している。

「(マッテオ・)ジャネッロに対する考えは言わない。だが、私は盲目的にグラーヴァとカンナヴァーロを信じている。だから、彼らやナポリに対する措置は不当だろう。私の知る限り、我々には何の危険もない。いずれにしても、私のチームは決して屈しないよ。むしろ、この件でさらに気合が入っている」

「守備に手を加えるか? 暗闇の中で馬車を用意しても無意味だろう。本当にそういう裁決が下されたら、何かするべきかをクラブと検討する。とにかく、このポジションは、去年のレギュラーである(ウーゴ・)カンパニャーロと(サルヴァトーレ・)アロニカがいなくてもうまくやっているんだよ」

チームが見せているプレーについて、マッツァーリ監督は満足している。

「それよりも、チャンスがあるときはもっとゴールを決めなければいけない。この数日はこの点を特に働きかけてきた。(ゴラン・)パンデフの回復で、我々にはさらなる武器が増えた。私は(アウレリオ・)デ・ラウレンティス会長以上に勝ちたいと思っているんだ。ただ、あくまでプレーをすることでね。長期的に、チームの価値以上の結果を残すには組織が必要だからだ」

ボローニャは歴史的に厄介な対戦相手だ。

「私は自信を感じている。インテル戦でも素晴らしいナポリを見たし、今回は偶然の出来事が我々側についてくれることを願うよ。ボローニャには(アルベルト・)ジラルディーノや(アレッサンドロ・)ディアマンティのような素晴らしい選手たちがいる。去年は彼らとの対戦でチャンピオンズリーグを逃した。明日はアツいスタジアムが、このハードルを乗り越える助けとなることを願っている」