ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が12日、自らがプロデュースした新作映画の発表記者会見で、クリスマス後のマーケット再開と、DFパオロ・カンナヴァーロの件について語った。それぞれが関連する事柄だ。

デ・ラウレンティス会長は「カンナヴァーロの停止処分がどうなるかを見てみる必要がある」とコメント。クラブにもペナルティーが科せられる可能性については、このように話している。

「間接的な責任としてクラブを罰するのは、不当だと思う。我々がまったく関係ないのなら、なぜ我々を罰したがってこだわるのかね。しつけとしての処分への理解はある。だが、クラブがまったく関係ないなら、モダンな選択ではなく、計り知れない経済的損失だ」

デ・ラウレンティス会長はマーケットについて、「試合ごとに考える。クリスマス後のことについては、まだ時間があるよ。それに、ほかがどうなるか、マーケットでどう動くかを見てみる必要もある」と名前を挙げることはしなかった。

マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリは、ナポリにとって“一目ぼれ”となるだろうか? デ・ラウレンティス会長はこう答えている。

「バロテッリは重要な選手だ。彼は成熟しているところで、ああいう特長を持つどんな選手も我々は好きだよ。だが、我々には5人もアタッカーがいるんだ。(マレク・)ハムシク、(エディンソン・)カバーニ、(ゴラン・)パンデフ、(ロレンツォ・)インシーニェ、(エドゥアルド・)バルガスとね。これで大丈夫だと言えるだろう」

では、カンナヴァーロが出場停止となった場合、ディフェンスはどうするのだろうか?

「それについても、我々に足りないものはない。(フェデリコ・)フェルナンデスは代表選手だし、カンナヴァーロや(アレッサンドロ・)ガンベリーニの代わりに(サルヴァトーレ・)アロニカを中央に置くこともできる。ウチの3バックはとてもうまくいっており、新しい選手たちが加わったとしても、フィットするまでに時間が必要だろう」