ナポリMFマレク・ハムシクは9日のインテル戦で、義弟のMFワルテル・ガルガノと対戦する。好むと好まないとにかかわらず、これはスクデットの一部を懸けた一戦だ。2位と3位の直接対決だからである。ナポリは「スクデット」という言葉を常に避けようとするが、それが目標であることは隠していない。ハムシクはこのように話している。

「僕らは最大限を望んでいる。スクデット争いはユヴェントスが有利なままだ。彼らは本当にとても強いし、チャンピオンズリーグ(CL)では欧州のビッグクラブたちとも争えることを示した。僕は、スクデットのことは話したくない。でも、僕らの目標だ。ユヴェントスはCLに気をそらされるかもしれない? 僕らだってヨーロッパリーグで勝ち進んだから、彼らのように週に3試合を戦うんだよ」

欧州の多くのクラブがハムシクに注目しており、7日もパリ・サンジェルマン(PSG)の関心が報じられた。だが、ハムシクは次のように述べている。

「あれだけたくさん勝ってきた素晴らしい指揮官である(ジョゼ・)モウリーニョが、僕に素晴らしい未来があると言ってくれたのは感謝している。それから、パリからのうわさについては、こう言っておくよ。僕は5年前にナポリを選んで、まったく後悔していない。ここにはまだやるべきことがたくさんあり、僕にできることがたくさんある」

スクデットを争うのはユヴェントスとナポリだけではない。ハムシクはこう話している。

「この数年でたくさん勝ってきたインテルもいるよ。素晴らしいチームであり、彼らがスクデットを争うのは普通のことさ。インテルから誰がいなくなってほしいか? (ディエゴ・)ミリートのような素晴らしいアタッカーだね。でも、僕らは僕らの試合をする」

「義弟のガルガノと対戦するのは、少し不思議な感じだろうね。ナポリでは彼といつも自由時間を一緒に過ごしていたんだよ。僕らの家族はいつも一緒だった。ガルガノのために何を願うか? 元気でいることさ。連絡は取っているのかって? もちろんさ! 最近は毎日だよ」