ワルテル・マッツァーリ監督率いるナポリは、2日のセリエA第15節でペスカーラと対戦する。ユヴェントスに食らいつけるかどうかの一戦である。クリスティアン・ベルゴーディ監督率いるペスカーラを、ナポリが軽んじることはないようだ。

「イタリアに簡単な試合などない。それに、彼らには失うものがないんだ。ペスカーラはローマ戦でも結果を残せたかもしれなかった。私は選手たちに緊張感を保つように言ってきたよ。そうじゃないと、ひどいサプライズとなる怖れもある。さらに、リードを奪ってからも、我々は加速しなければいけない。最近の試合で勝ち点4を失うことになった巻き返しを受けないためにね」

つまり、トリノやミランとのドローをまだ悔やんでいるということだ。この2試合をものにしていれば、ナポリは首位に立っていたのである。

「周囲が我々のことをユーヴェの対抗馬と言っていることに興味はない。私はただ、このチームから全力を引き出したいだけだ。我々は14試合で2敗だが、相手に劣っていたわけじゃない。私は、7、8チームがほかより強いと思っている。ミランも含めているよ。インテルと互角の力を持つ重要なチームだ。ユーヴェはリーグ最強のチームで変わらない。フィオレンティーナもこのグループにふさわしい。素晴らしいサッカーをしているからね」

出場メンバーに関しては、いくつかニュースがあるようだ。クリスティアン・マッジョを休ませるために、ジャンドメニコ・メストが代役を務めると見られる。

「本来の力を出すために、クリスティアンはトップフォームでいなければならない。彼は私にとって重要な駒なんだ。調子を見てから決めよう。中盤は(ヴァロン・)ベーラミで十分に保護できる。ディフェンスは、ここまで(アレッサンドロ・)ガンベリーニが発見だったね。(ミゲル・)ブリートスも空中戦で大きく貢献できる」

「(ロレンツォ・)インシーニェはチームのためにプレーしなければいけないことを学んだ。今の彼は期待以上にやっているよ。(エドゥアルド・)バルガス? 彼には素晴らしいシュートがある。それを生かせていない。もっとエゴイストにならないとね。だが、彼は戦わなければいけないことも理解した」

最後に、元ナポリのユヴェントスFWファビオ・クアリアレッラと、パリ・サンジェルマンFWエセキエル・ラベッシについても言及している。

「クアリアレッラは重要な選手だ。彼がここを離れたときも、私はそう言っていたよ。監督というのは重要な選手を指導したいと常に思うものだ。ポチョ(ラベッシ)については、親愛なる友人さ。彼がフランスリーグを制覇できるように願っている。