「我々はスペクタクルの世界にいる人間だが、プライベートを公表しなければいけないわけじゃない。いずれにしても、私はとても元気だ。みんなの愛情はうれしく思っている」

先日、心臓の検査で入院したナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、7日の会見でこのようにサポーターや関係者を安心させた。

ナポリは8日のヨーロッパリーグ(EL)・グループリーグ第4節でドニエプルと対戦する。指揮官は本拠地サン・パオロでの一戦について、ラウンド突破のために勝利が必要な試合だと強調した。ナポリにはEL敗退の怖れもあり、マッツァーリ監督は大幅にはローテーションしないようだ。

「ELでグループ首位に立ち、リーグでの勝ち点が7ポイント少なかった方が満足なのかい? 私は、そうは思わない。だから、我々はチョイスをして、大幅なローテーションがあった。だが、明日はいろいろなことを考慮して、ベストメンバーを起用するようにしたい」

つまり、FWエディンソン・カバーニが出場するということだろう。

「我々はカバーニに依存していない。彼がいなくて負けたのは、アウェーでのアタランタ戦だけだ。だが、彼がメインのフィニッシャーであることは当然だよ。(エドゥアルド・)バルガスもELでハットトリックを決めている。彼と(サルヴァトーレ・)アロニカは確実に出場するだろう」

アロニカはセリエA前節トリノ戦で、決定的なミスを犯した。その雪辱が求められる。

「サポーターには、90分になるまで選手たちを批判しないでもらいたい。我々は3位であり、めまいに苦しんでいるわけでもなければ、プレッシャーを感じているわけでもないよ。残念ながら、そういうときもある。アタランタ戦では不運だったし、トリノ戦では“アクシデント”がなければ勝っていた。おそらく、試合数が多いことで、少しキレや具体性を欠いているのだろう」

また、MFギョクハン・インレルは次のようなコメントを残した。

「僕らはこの大会をすごく大事だと思っている。そのELでもうまくやれることを示したい。細かいところまでドニエプル戦の準備をしてきたよ。出場する選手は全力を尽くす。より多く出てきた選手が、そうじゃない選手たちを引っ張っていかなければいけないのは当然だ。僕らはラウンドを突破したいと思っている。まだ終わっていないんだ」