28日のセリエA第9節でキエーヴォに1−0と勝利したナポリ。試合後にメディア対応したのは、リッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)だった。ワルテル・マッツァーリ監督は体の調子が優れないとのこと。ビゴンSDは次のように明かした。

「監督は軽い低血糖だ。おそらくは、緊張や疲労から少しきているのだろう。だが、問題はないよ。理由? 分からないさ。私は医者じゃない。ドレッシングルームに戻ってきて、彼はそこでのんびりとどまることを望んだんだ」

契約延長や、同日行われたユヴェントス戦でカターニアのゴールが取り消された件が理由かと聞かれると、ビゴンSDは「彼の代わりにいろいろな要求に応えることはできない。私が知っているのは、ちょっと体調が優れないから彼は(取材に)来ないということだけだ」と答えている。一方、同SDは試合について、終盤に苦しんだものの満足していると語った。

「セリエAにおいて、これ以上のプレーや、これ以上のチャンスを求めることは、本当に難しい。一つの試合でこれだけのチャンスはなかなか見られないと思うよ。私はこの選手たちを誇りに思う。我々がこれまでやってきた仕事、今週やってきた仕事を誇りに思っているよ」

スクデット争いにはナポリも加わっている。ビゴンSDは次のように続けた。

「ナポリは最後まですべてを争いたいと思っている。我々次第だが、ほかのチームたちにもよるよ。ユヴェントスがこのペースで進むなら、どのチームもついていくことはできないと思う。だが我々は、仕事をすることで争っていけると確信しているよ」

ストライカーの不足はビゴンSDにとって問題ではないそうだ。

「全般的な話として、夏にスピードや1対1を得意とするFWでカルテットにすることを考えた。(ゴラン・)パンデフ? 監督は彼のことを、典型的なストライカーだと考えたんだ。ペースを突くのがうまく、1対1もうまいストライカーということだよ。自分たちが正しいという結果になることもあれば、違う特長の選手が必要だと分かることもある」